ソフトB田中正義、直球勝負で0封 西武主力3人斬り!浅村仰天!!

6回に3番手で登板、1イニングを無失点の田中(中央)。右は甲斐
6回に3番手で登板、1イニングを無失点の田中(中央)。右は甲斐
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好投した田中
好投した田中
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 真っ向勝負で強力レオ主力封じ-。福岡ソフトバンクの田中正義投手(23)が西武とのオープン戦で1奪三振を含む1イニング無失点と好投した。6回にマウンドへ上がると、2番の源田から浅村、山川と自慢の速球を次々に投げ込んで三者凡退に仕留めた。前回登板の阪神戦でも2回を零封。激戦が続く開幕1軍生き残りに前進だ。

 ■工藤監督「集中力」を評価

 自分を信じた。6回からマウンドに上がった田中はコースではなく、ゾーンを目がけて右腕を振った。先頭源田へ、初球から147キロ、148キロ、149キロ。球速は140キロ台後半で安定し三ゴロに打ち取った。

 強力西武打線の主力に真っ向勝負を挑み続けた。2年連続ベストナインの浅村から直球で空振りも奪い、最後は内角への147キロで見逃し三振。山川は3ボールからの真っすぐで遊ゴロに仕留め三者凡退。14球中11球がストレートだった。「低めの真っすぐがグンと来る感じだった。こんなに、真っすぐだけでどんどん来るものかと思った」。自慢の直球を投げ込まれた浅村も驚きを口にした。

 もちろん、田中にも手応えがあった。「低めにいい真っすぐが行った。相手よりも、まずは自分が大事。自分の型で投げられて、いい方向に向かっていると思う」

 前回の反省を生かしている。ヤフオクドーム初登板だった4日の阪神とのオープン戦では2回無失点ながら、3四球を与えた。7日は「ストライクを欲しがりすぎるといい結果が出ない」とバッテリーを組む甲斐には、真ん中付近にミットを構えてもらい、腕を振ることに集中した。

 これで、2月28日の楽天との練習試合から1軍レベルで3試合連続のゼロ封投球。工藤監督は「徐々に階段を上っているという気はします。1イニングに対する集中力も出てきた」と成長を感じ取っている。目標の開幕1軍への視界も明るくなってきた。

 プロ入り前、大学卒業後即のメジャー入りを考えた時期もある。当然、今は「開幕1軍」だけを見据えているが、憧れの投手は海の向こうにいる。メジャー屈指の右腕マックス・シャーザー(ナショナルズ)。スリークオーターから最速160キロの直球とスライダー、チェンジアップで三振の山を築く剛腕だ。「サイ・ヤング賞3回(2013、16、17年)ですから。真っすぐが速くて、かっこいい」。理想の投球を体現する右腕の映像を何度も見返す。

 故障に苦しんだルーキーイヤー。2年目の春に、思い描く直球を軸に相手打者をなぎ倒す投球が形になってきた。変化球の精度など、課題は残すが「やってきた以上のことはできない。とにかく、持っているものを出したい」。出し惜しみせず、1軍切符をつかみ取る。 (鎌田真一郎)

=2018/03/08付 西日本スポーツ=

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