元楽天の西田、ソフトBで活躍して東北に恩返し 試合前には募金活動

9回2死一、三塁、ロッテ・三木の三ゴロを好捕して一塁に送球する西田
9回2死一、三塁、ロッテ・三木の三ゴロを好捕して一塁に送球する西田
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東日本大震災の犠牲者らに黙とうをささげるホークスナインと観客
東日本大震災の犠牲者らに黙とうをささげるホークスナインと観客
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 ◆オープン戦 ソフトバンク1-2ロッテ(11日・北九州)

 「3・11」から7年が経過した。センターポールに半旗が掲げられた北九州市民球場。人一倍強い思いを持って試合に臨んでいたのが西田だった。仙台に本拠地を置く楽天で昨季までの8年を過ごし、東日本大震災からの復興とともに歩んできた。「(3月11日に)1軍の舞台で試合に出られて良かった」。試合前には募金活動に参加し、犠牲者に黙とうをささげた。

 9回には三塁守備でライン際のゴロをダイビングで好捕。二塁の定位置を狙う中、この日は遊撃と三塁でユーティリティーぶりを発揮した。ただ満足はできない。「今日は反省することが多かった。チャンスで打てなかった。僕が一本打ったり、最低限のことができていたら、ゲームの展開も変わっていた」。悔やんだのは3回1死二、三塁の先制機で三ゴロに倒れた場面。5回は中前打を放ったが、続く中村晃の右前打で三塁を狙って走塁死もした。

 2011年3月11日午後2時46分、当時高卒2年目の西田は遠征先の戸田(埼玉)のヤクルトファーム施設にいた。「すごく揺れた。すぐにネットで震源地を調べたら東北だった」。当時は寮生。震災後の2、3週間は仙台に戻れず、関東圏内を転々とした。被災地で練習を積み、同年の終盤に1軍デビュー。14年には星野監督の下で131試合に出場した。「震災を受けた所でずっとやってきた。離れたけれど(ホークスに)貢献することで恩返ししたい」と改めて誓った。

 新天地で好アピールを続け、開幕1軍、さらには開幕スタメンの候補にも挙がるようになった。開幕3カード目には仙台遠征も待っている。「(1軍に)入れるようにしっかりやっていきたい。今日のような形だとチャンスをつぶしてしまう。いい形で仙台にも帰りたいですね」。被災地への思いとともに新天地でも駆け回る。 (小畑大悟)

=2018/03/12付 西日本スポーツ=

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