ソフトB工藤監督、打線に喝!「怒っときました」チーム打率、得点とも12球団ワースト

6回無死三塁、投ゴロに倒れる上林
6回無死三塁、投ゴロに倒れる上林
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6回1死三塁で三振した吉村
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7回2死一、二塁、空振り三振に倒れた福田
7回2死一、二塁、空振り三振に倒れた福田
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試合を見つめる工藤監督
試合を見つめる工藤監督
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 ◆オープン戦 ソフトバンク1-2ロッテ(11日・北九州)

 貧打に喝!! 工藤ホークス打線にエンジンがかからない。42イニング連続でタイムリーが出ておらず、同一リーグの井口ロッテ相手に黒星。調整などで主力を欠くとはいえ、チーム打率、得点ともに12球団ワーストの“惨状”だ。一部の主力を欠き、1点を奪う工夫が見られない打線に、しびれを切らした首脳陣が奮起を促すなど、チームが落ち着かない。きょう12日、当初一部の選手で行う予定だった大分での練習も急きょ全体練習に変更となった。

 ■パ相手に未勝利

 オープン戦で良かったというべきか、あまりにお寒い試合内容に北九州のファンもがっかりだ。ひと昔前は、グラウンドへの乱入が“名物”だった土地柄。シーズン中ならば、ホークスの選手たちに厳しい声が飛んでいたかもしれない。得点は相手バッテリーのミスでもらった9回の1点のみ。これでチームは42イニング連続で適時打なしと、貧打が極まっての敗戦だ。

 「そうっすね、まあ、あと1本が出れば苦労はしていない」。口調こそ落ち着いていたが、工藤監督の表情もさすがにやや硬い。ここまで内川、デスパイネは出場しておらず、この日は筑後で特打を行った松田と今宮まで欠いた。それでもオープン戦のチーム打率は2割1分6厘。各球団の試合数に違いはあるが、17得点ともに12球団ワーストだ。しかも同一リーグ相手に3敗1分けと未勝利。ロッテには練習試合を含めて2敗1分けだ。昨季の日本一軍団らしからぬ戦いに、北九州のファンでなくとも不安を覚えるのは当然だ。

 「喝! ちょっと怒っときました」。試合後のミーティングで野手陣に指摘したのは藤本打撃コーチだ。「二塁手が下がっているのに内野ゴロを打てない。考えた野球ができていない。1点を取る野球を」。先頭の柳田が三塁打を放った6回の攻撃。ここで相手内野陣は前進守備を敷かなかったが、上林は最悪の投ゴロで柳田を本塁にかえせず、続く吉村は空振り三振に倒れた。7回無死一、二塁の好機では西田、曽根、福田が3者連続三振に倒れた。

 ■急きょ全体練習

 長丁場のシーズンでも故障などのアクシデントで打線から主力を欠くことがある。進塁打や1点を取るための泥くさい攻撃はホークスの武器の一つでもあるだけに、開幕へ向けて不安を露呈した格好だ。加えて、14日の巨人戦(ヤフオクドーム)からは内川とデスパイネも打線に名を連ねる予定だけに、若手やレギュラーを狙う中堅選手たちにとっては、残された数少ないアピールの好機でもあった。にもかかわらず、首脳陣の心に響くような一打は生まれなかった。

 オープン戦は残り10試合、開幕までは3週間を切った。「変化球の対応はちょっと悪いところはありますね。打つ方を上げてもらわないといけないかな、と思います」。打線に奮起を促した工藤監督は試合後、一部の選手だけで行う予定だった12日の練習(別大興産スタジアム)を急きょ全体に変更。1点に対する執念を思い出させるため、今年初めて“ムチ”を入れた。 (倉成孝史)

 ◆昨年のOP戦は2位

 18試合を戦った昨年は10勝5敗3分けでロッテに次いで2位。パ・リーグ勢(日本ハムと西武)相手には1勝2敗1分けだった。WBCで主力7人(内川、松田、千賀、武田、デスパイネ、バンデンハーク、スアレス)を一時欠く中、75得点は2位タイ、打率2割5分7厘は2位だった。目立ったのは機動力で12球団最多の31盗塁をマーク。次の塁を狙う姿勢はシーズンでも発揮された。

=2018/03/12付 西日本スポーツ=

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