ソフトB王会長が上林に渡した1枚のマル秘メモ 箇条書きの打撃8訓

2月のキャンプ期間中に王会長(右)からアドバイスを受ける上林
2月のキャンプ期間中に王会長(右)からアドバイスを受ける上林
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15日、試合前の練習で上林(左)と話す王会長
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激励会で、孫オーナー(手前)の話に耳を傾ける上林(右から2人目)
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 「王メモ」でつかめ、開幕スタメン! 右翼のレギュラーを狙う福岡ソフトバンクの上林誠知外野手(22)が16日、王貞治会長(77)から打撃のチェックポイントを記した(秘)メモを受け取っていたことを明かした。オープン戦はここまで打率2割2分7厘、本塁打ゼロと苦戦中。15日の巨人戦の試合前練習で王会長の熱血指導を受けた。混沌(こんとん)としてきた右翼の開幕スタメンをつかみ取るため、大打者が授けた貴重なメモを結果につなげる。

 オープン戦も残り7試合。開幕へのカウントダウンが進む。レギュラー不在の二塁と右翼の開幕スタメン争いも最終章。右翼の定位置を狙う上林はこれ以上ない「お宝」をゲットして、関東遠征に乗り込んだ。それは王会長が打撃のチェックポイントを直筆で記した(秘)メモだった。

 15日の巨人戦後、「世界のホームラン王」から1枚の紙を手渡された。試合前に熱烈な指導を受け、2打数無安打と結果が出なかったが気に掛けてくれていた。上林は「キャンプでも指導はしてもらったけど、メモは初めて。結果を求めすぎるな、と言ってもらえて、気持ちが少し楽になった」と感謝しきりだった。

 メモには打撃のチェックポイントが箇条書きで八つ記されているという。上林は詳細を明かさなかったが「泳げ、詰まるな。そのぐらい極端な意識を持った方がいいということだと思う」と説明。ミートポイントを前に置いて打つことなどが書かれているとみられる。

 王会長から指導を受けた際に一緒に話を聞いた藤本打撃コーチもメモに目を通し、練習方法を思案中。会長の熱意を「(関東遠征には)来られないけど、しっかり見ているぞということ」と受け止めた。きょう17日からは千葉、神宮とビジターゲームが続いて打撃練習の時間が短くなるが、室内練習場などで打ち込みも行うという。場合によっては福岡に帰った後、チーム休日予定の19日のトレーニングも検討している。

 全ては結果を残して、文句なしに開幕スタメンに名前を連ねるためだ。王会長も「(結果を出すのが)そんなに簡単なら苦労しない。プロの世界だから。お金を稼ぐのは簡単じゃない」と奮起を促す。熱い指導に結果で恩返ししたい上林も「アピールしないといけない立場だと分かっている。思い切ってプレーしたい」とラストスパートを狙う。

 昨年は同時期の関東遠征中、3月20日のDeNA戦で横浜スタジアム右翼席上部の「鳩サブレー」看板を直撃する特大140メートル弾をお見舞い。初の開幕スタメンまで突っ走った。「感覚は悪くないのでとにかく打席に立ちたい」。王会長直筆メモを懐に忍ばせ、周囲を黙らせる豪快な一振りで右翼のレギュラーをたぐり寄せる。 (小畑大悟)

◆右翼の定位置争いは?

 現在、右翼の定位置争いを繰り広げているのが、上林、城所、福田の3人だ。

 上林は3、4日の侍ジャパン強化試合の日本代表に選ばれたが、オープン戦では22打数5安打、打率2割2分7厘、本塁打、打点なしと苦しんでいる。城所は15打数5安打、打率3割3分3厘、本塁打、打点なし。15日の巨人戦で菅野から逆方向の左前に安打を放ち、好守も見せた。福田は23打数4安打3打点、打率1割7分4厘。10日のロッテ戦で益田から右翼ポール際への同点2ランを放った。

 またキャンプ終盤に左ふくらはぎを痛めた江川が14日に1軍合流。上林、城所、福田がいずれも左打者だけに、長打を打てる右打者としてアピールしたい。

=2018/03/17付 西日本スポーツ=

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