ソフトB柳田、ミラクル逆転サヨナラ弾「めっちゃ興奮した」 鹿児島での“不敗神話”継続

9回1死二塁、柳田は逆転サヨナラ2ランを放ち、人さし指を突き上げダイヤモンドを回る
9回1死二塁、柳田は逆転サヨナラ2ランを放ち、人さし指を突き上げダイヤモンドを回る
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逆転サヨナラ2ランを放つ柳田
逆転サヨナラ2ランを放つ柳田
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柳田(9)を迎えるソフトバンクの選手たち
柳田(9)を迎えるソフトバンクの選手たち
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 ◆ソフトバンク7‐6ロッテ(15日・鹿児島)

 鹿児島の野球の神様は、やっぱり大のホークスファンだ。1点を追う9回、柳田悠岐外野手(29)が逆転サヨナラの2号2ラン。最大3点差を8回に追い付き、突き放されても劇的弾で井口ロッテをうっちゃった。ホークスは鹿児島での連勝を8として「不敗神話」を継続。今季初のサヨナラ勝ち&3連勝で単独2位に浮上した。パ5球団との対戦は一回り。ここから王者の本領発揮だ!

■敬遠なしに気合

 鹿児島の夕空に白球は舞い上がった。勝利を確信した柳田がバットの先でボールの方向を指した。興奮気味に右手人さし指を突き上げると、一刻も早く喜びを分かち合おうと速足でダイヤモンドを一周。ナインにもみくちゃにされながら雄たけびを上げた。チームのパワースポットで奇跡の逆転サヨナラ2ランだ。

 「完璧だった。芯に当たったので、ホームランになるかなと思って、めっちゃ興奮した。最後までみんな諦めていなかった。すごく集中できていた」

 福岡ダイエー時代の1995年から7連勝中だった鹿児島での「不敗神話」が途切れる寸前だった。1点を追う9回1死二塁。内川、デスパイネが既に退き、打席の柳田は敬遠されてもおかしくなかった。「打率も低いし、絶対に勝負にくると腹をくくって打席にいった。しっかりストライクを振る。絶対に打ったろうと」。1ボールから、内が投じた内角への146キロ直球をバックスクリーンへ運んだ。右から左への強風にも乗った打球。「バックスクリーンを狙って打席に入った」と笑った。

 3年ぶり自身4本目のサヨナラ弾は守護神を救った。最大3点差を追い付きながら、同点の9回に登板したサファテが失点。「サファテに黒星は似合わないんで」と柳田は一振りで黒星を白星にひっくり返した。

■3年ぶり4本目

 チームの鹿児島での連勝も8に伸ばした。柳田は雨天中止となった14日の熊本では名物のクスノキを拝み、鹿児島入りして豚しゃぶを堪能。ヒーローインタビューで「もっともっと鹿児島で試合をしたい」と満員のファンの心をつかんだ。

 個人としても上昇気配だ。開幕11試合目の難産の末に生まれた12日の日本ハム戦での1号に続く2戦連発。「いいスイングがちょっとずつ出始めた」。前週の仙台遠征中に「バッティングの神髄を見つけた。形をつくろうとは思っていない。自分の中の感覚ですけど」。キャンプから続けた試行錯誤が結果につながりつつある。

 大仕事の一発だけでなく2四球を含む4出塁に2盗塁と暴れまくった。チームは今季初の3連勝。パの5球団と1カードずつ対戦し、貯金2をつくった。ヒーローは「勢いをつけられるように引き締めてやりたい」と誓う。幸運なポテンヒットの連鎖で追い付き、仕上げは逆転サヨナラ弾。鹿児島で得た力を味方に、チームもギータも突っ走る。 (小畑大悟)

=2018/04/16付 西日本スポーツ=

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