ソフトBにサファテ&岩崎不在の影 森あきらめモイネロ緊急投入も逆転負け

9回1死、オリックス・T-岡田(左)に中前打を浴びる森
9回1死、オリックス・T-岡田(左)に中前打を浴びる森
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9回1死一、三塁、吉田正の勝ち越し犠飛でオリックス・大城(10)の生還を許したモイネロ(右)
9回1死一、三塁、吉田正の勝ち越し犠飛でオリックス・大城(10)の生還を許したモイネロ(右)
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 ◆ソフトバンク4-5オリックス(4日・ヤフオクドーム)

 今季の“弱点”をさらけだした工藤ホークスの連勝が「3」で止まった。7回2失点の東浜の後を託された救援陣が誤算。8回に嘉弥真と加治屋が1点差とされ、9回は森とモイネロが2点を失って痛恨の逆転負け。先発以外に黒星が付くのは今季初で、岩崎とサファテの「救援2本柱」の不在が響いた形だ。通算2000安打まで「M2」の内川も快音はなく、本拠地のファンからはため息と悲鳴が漏れた。

 史上51人目の金字塔を目撃できなかっただけではない。8回の第4打席で空振り三振に倒れた内川がこの回限りで交代。本拠地のスタンドのため息は直後に悲鳴に変わった。守備を固めた1点リードの9回。長期離脱中のサファテに代わる守護神の森がつかまった。

 ここまで5セーブを挙げている右腕は簡単に1死を奪ったが、連打などで一、三塁のピンチを招いた。オリックスが左打者の福田を代打に起用した時点で、ベンチはたまらず「温存」を狙っていたモイネロを投入。頼みの左腕は福田に右前へ同点打を浴び、吉田正には決勝の中犠飛を許した。

 「今日はいい展開だったし、なんとかリリーフ陣でしっかり抑えて勝てればと。3連戦のしょっぱなだったので、そういう思いが強く出すぎたかなと思う。(モイネロは)何とか使わないようにとは思ったんですけど…。うまくいかないです……」

 4連勝を目前にしての逆転負け。試合後の工藤監督は顔を紅潮させショックを隠しきれなかった。8回を任せていた岩崎が右肘、9回のサファテが右股関節を手術。首脳陣は基本的に8回をモイネロ、9回を森に任せてきたが、ついに「救援2本柱」の不在という弱点が露呈してしまった。

 移動も絡んだ9連戦の7試合目。モイネロは3日のロッテ戦で1回2/3を投げていたことを考慮し、2点リードの8回は嘉弥真をマウンドに送ったが、先頭の吉田正の二塁打で降板。代わった加治屋は2死までこぎ着けながら、小谷野の適時打で1点差に迫られた。これも最後に響いた。

 今季初めて1点という最少のリードで9回に登板し敗戦投手となった森は「自分の責任で負けた。打たれたことはしっかりと受け止める。明日もある」と気丈に前を向いた。サファテを中心とした強力な救援陣を擁した昨季は、6回終了時点でリードした試合は76勝3敗。驚異的な数字でV奪回を果たしただけに、連覇への道のりの険しさを改めて示す敗戦となった。

 救援陣に黒星が付いたのは、今季27試合目で初めてとなった。工藤監督は「打たれるときもある。使った方が悪いぐらい切り替えて、また明日頑張ってほしい」と切り替えを強調したが、ダメージの大きい黒星で首位西武との差は再び5・5ゲームに拡大した。 (倉成孝史)

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 モイネロ「9連戦中で移動もあったので、疲れの残らない調整をしてきたけど、影響したのかもしれない」

=2018/05/05付 西日本スポーツ=

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