ソフトB工藤監督、今季最多7投手つぎ込んで延長●…ガックリ39被弾

延長11回1死、日本ハム・レアードに勝ち越しソロを浴びた田中
延長11回1死、日本ハム・レアードに勝ち越しソロを浴びた田中
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5回1死二塁、日本ハム・大田(奥)に逆転2ランを浴びた東浜
5回1死二塁、日本ハム・大田(奥)に逆転2ランを浴びた東浜
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 ◆ソフトバンク4-5日本ハム(11日・ヤフオクドーム)

 2試合連続零封から一転、タカ投の一発病が再発した。今季最多の7投手をつぎこんだが、東浜巨投手(27)、田中正義投手(23)が浴びた計3本塁打が響いて延長の末に惜敗。9日の西武戦で通算2000安打に到達した内川聖一内野手(35)の凱旋(がいせん)試合を飾れなかった。首位西武が足踏みしているところで、何とも悔しい負け方。ホームランにうなだれる姿はもう見たくない。

■2戦連続零封から一転

 今季最多の7投手をつぎ込んだ総力戦を「一発」で落とした。同点の延長11回1死。この回から登板した田中が3ボールからレアードに投じた直球は、ど真ん中に吸い込まれた。豪快すぎるフルスイングで捉えられた打球は左中間席に着弾。マウンドでがっくりうなだれた田中の視線は、ばつが悪そうに一瞬ベンチへ移った。その先には険しい表情で腕組みをしたままの工藤監督が座っていた。

 工藤監督「まあ、歩かせても次のバッターでね。多分、バントするでしょうしね。先の先まで考えてほしいっていうのはありましたけどね。ちょっと勝負っていうのは……まあ、それもこれも結果なので」

 指揮官は、カウントが不利な状況から外国人相手に不用意な1球を投じたバッテリーに苦言を呈した。同点の7回には1イニングだけで4投手を投入。モイネロ、森がともに回またぎでマウンドに登るなど、必死の継投で勝利をもぎとりにいっただけに、口調が厳しくなるのも無理はない。

■東浜12球団最悪10被弾

 「失点は全部ホームランですね。そこはまたバッテリーで考えてもらわないといけないところ」。その通りに計3被弾で5失点全てを喫したことも、工藤監督の表情を険しくした。初回に先発の東浜がいきなり中田に先制2ランを献上すると、内川のソロで勝ち越した直後の5回には大田に逆転2ランを浴びた。東浜の被弾数は、両リーグ最速で2桁に到達。「2本目は完全な失投。こういう投球をしてたらチームも乗れない。打たれたことが全て。情けないのひと言」。今季登板全6試合でアーチを食らった昨季の最多勝右腕は、今季2勝目を逃す原因にもなった2発を猛省した。

 チームを勢いづけそうだった記録も途絶えた。8日は千賀ら3投手、9日は石川ら3投手が強力西武打線を抑え込んで2試合連続の零封。3試合連続無失点ならチームにとって2011年以来、工藤ホークスでは4年目で初だったが、黒星を喫しただけでなく被弾数は12球団ワーストの39となり、田中にプロ初黒星がついた。首位西武が敗れたがゲーム差は4・5のままだ。「一発病」が改善しない限り、V2へ勢いに乗れない。 (倉成孝史)

 田中「(本塁打は)待っているボールを甘い所に投げてしまった。一番やってはいけない形。モイネロ、森さんが回またぎしてつくってきた試合を何としてもゼロで抑えたかった。悔しいし、申し訳ない」

=2018/05/12付 西日本スポーツ=

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