ソフトB内川、今季初の猛打賞 落合並ぶ通算157度目…2000安打達成前後に「変化」あり

4回2死満塁、左翼線に走者一掃の適時二塁打を放つ内川
4回2死満塁、左翼線に走者一掃の適時二塁打を放つ内川
写真を見る
お立ち台でガッツポーズする内川(左)と武田
お立ち台でガッツポーズする内川(左)と武田
写真を見る
試合後、ファンと笑顔で交流する内川
試合後、ファンと笑顔で交流する内川
写真を見る

 ◆ソフトバンク8-0日本ハム(13日・ヤフオクドーム)

 工藤監督の「ファインプレー」で本拠地が沸いた直後だった。4回2死満塁で柳田が一、二塁間へのゴロ。二塁手の一塁送球で一度はアウトと判定されたものの、リクエストで適時内野安打となった。「あれをセーフにできる足がうらやましい」。内川はそう思いながら打席に向かった。

 1点を加えて、なお2死満塁。一気に畳みかける好機で、加藤の3球目のフォークにタイミングをずらされながらも、バットのヘッドを走らせた。打球は左翼線を襲う走者一掃の3点二塁打になり、この一打で今季自己最多となる1試合3打点をたたき出した。

 「今までなら泳いでいたけど、もう一つ我慢してバットを出せた。バットを放り投げる感覚だった」。3回に中前打を放っていた4番打者は、9日の通算2000安打達成を機に打撃を見つめ直した。達成前は「打球の先をイメージしていた」ため、インパクトの力が弱まっていたという。

 それだけではない。力強く振ろうとする意識に、バットが付いてきていないことにも気付いた。修正が功を奏し、7回にも左腕の内角に食い込んでくる球を左前に運んで今季初の猛打賞をマーク。通算157度として、3度の三冠王に輝いた落合博満氏に並んだ。

 客席がピンクに染まった「タカガールデー」の13日は母の日でもあった。「母が一番大変だったと思う」。母和美さんに感謝するのは大分工高時代だ。父一寛さんが監督で、1学年下の弟洋平さんも野球部に所属。家庭にも緊張感が漂う中で「おやじが1個、僕と弟が2個ずつ。5個の弁当を毎朝作ってくれたのはすごい」と思いは尽きない。

 和美さんの誕生日だった1日のロッテ戦でも本塁打を放ち、母の日には今季初のお立ち台に上がる活躍を見せた。“親孝行”のバットマンは、2000安打の重圧から解き放たれ、これからチームにも恩返ししていく。 (鎌田真一郎)

   ◇    ◇

自虐ネタで“絶口調”

 内川はすっかり“絶口調”だった。冒頭、偉業達成後初のお立ち台と紹介されると「2000安打達成後じゃなくて、今年初めてです」。この“自虐ネタ”でスタンドを沸かせると、この日の「タカガールデー」にかけて「もっと若くてイケメンで独身の選手が来れば良かったんでしょうけどね」と35歳の2児のパパはにやり。最後は「大量得点の場面で、マッチがホームラン。皆さんで『熱男~!』をやったことで顧客満足度も上がったと思います」とさえ渡っていた。

=2018/05/14付 西日本スポーツ=

今日の西スポ紙面はこちら 西スポプラス

西日本新聞のイチオシ [PR]

ソフトバンクホークス選手の写真販売中!

西日本新聞のイチオシ [PR]