内川負傷の緊急事態に…不振のソフトB松田V打&デスパ8号 首位西武に3.5差

6回1死二塁、勝ち越しの適時三塁打を放つ松田
6回1死二塁、勝ち越しの適時三塁打を放つ松田
写真を見る
8回無死、8号ソロを放ち、ベンチに向かって舌を出すデスパイネ
8回無死、8号ソロを放ち、ベンチに向かって舌を出すデスパイネ
写真を見る

 ◆楽天1-6ソフトバンク(15日・楽天生命パーク)

 ウッチーさんの分は俺たちが打つ! 3回に自打球を左足に受けた内川が直後の守備中に途中交代。不動の4番を欠く緊急事態で、打撃不振の2人が奮起した。打率2割前後をさまよっていた松田が6回に勝ち越しの適時三塁打を放つと、同1割台のデスパイネも8回に8号ソロ。仙台3連戦の初戦を6点を奪っての逆転勝ちで制し、首位西武には4月21日以来の3・5ゲーム差に詰め寄った。

 主将不在の緊急事態を打撃不振の2人が救った。同点の6回。デスパイネが四球で出塁すると、上林の二ゴロの間に二進。松田が右中間フェンス直撃の決勝三塁打を放った。「外野の頭は越えると思った。勝ち越せて良かった」。敵地仙台での気迫の一打だった。

 試合は3回に風雲急を告げた。直前の攻撃で左足に自打球を当てていた内川が1死一、二塁の場面で緊急交代。当たった箇所に腫れが出たためで、9日に通算2000安打を達成した主将は仙台市内の病院に直行。内川の交代後には千賀が1点を先制されていた。

 不動の4番が不在となるピンチで、5回には柳田が同点打。そして7番に入った松田が決勝打を含む2長打の活躍だ。首脳陣は打席増で状態を上げようと、13日の日本ハム戦では1番で起用し、「熱男」も本塁打で応えていた。藤本打撃コーチも「だいぶ吹っ切れた。あの一発でスイングも変わった」と目を細めた。

 6回は四球でチャンスメークしたデスパイネは、8回に左翼ポール際への8号ソロで応えた。まだ打率は1割8分4厘ながら、「バットの先だったのでどうなるかと思った。満足できる部分もあるし、自分の仕事はできたと思う」と愛くるしい笑顔も戻ってきた。

 試合前には打撃ケージ裏で工藤監督と話し、夏場に向けた走り込みの重要性を説明された。この日は打撃練習後も外野で打球を追って足を動かした。「状態を上げていかないと。練習から意識して、いい打球を打てるように心掛けている」と必死に汗を流した。

 苦しんできた2人の快音に、工藤監督も自然と笑みを浮かべた。「(13日に)マッチ(松田)にホームランが出て、きょうの感じも悪くなかった。デスパイネにもホームランが出て、みんなが少しずつ良くなってくれればと思う」。9回には内川と代わった福田にも2号ソロが出た。

 「左脛骨(けいこつ)内果打撲」と診断された内川も、骨折など最悪の事態は避けられた。16日の出場は当日の様子を見て決める見込み。5週連続となる6連戦の初戦を制し、首位西武に4月21日以来の3・5ゲーム差に接近。アクシデントをチーム一丸で克服し、杜(もり)の都で上昇気配が漂った。 (小畑大悟)

=2018/05/16付 西日本スポーツ=

今日の西スポ紙面はこちら 西スポプラス

西日本新聞のイチオシ [PR]

ソフトバンクホークス選手の写真販売中!

西日本新聞のイチオシ [PR]