ソフトB石川、今季自己ワースト4失点でも…リーグトップタイ6勝「野手の皆さんに感謝」

先発して6回1/3、4失点だった石川
先発して6回1/3、4失点だった石川
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1回、楽天に勝ち越しを許し、天を仰ぐ石川
1回、楽天に勝ち越しを許し、天を仰ぐ石川
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 ◆楽天4-12ソフトバンク(16日・楽天生命パーク)

 決して本調子ではなかった右腕がギアを上げた。3点を勝ち越した直後の5回。1番からの好打順を、石川が7球で料理した。茂木を2ボールからの140キロ直球で遊飛、藤田も初球の直球で投ゴロ。銀次は3球目の直球で中飛に仕留め、力強く勝利を引き寄せた。

 6回1/3で今季自己ワーストの4失点ながら、リーグトップタイの今季6勝目。先行していた西武の多和田と並んだが、試合後は「点を取ってもらった回に点を取られたのは、試合の流れ的にもよくないので反省材料。野手の皆さんに感謝です」と謙虚に口にした。

 前回登板した9日は首位西武を8回途中無失点に抑え5勝目を挙げた。4月26日も西武の強力打線を相手に8回1失点。抜群の安定感で首位追走の原動力となっているが、自身4連勝とした今回は本調子にはほど遠かった。特に序盤は不安定な投球が目立った。

 初回に先制点をもらいながら直後に4安打を集中され逆転されると、再び1点を勝ち越した直後の3回には、ウィーラーを追い込みながら同点ソロを被弾。それだけに、大量援護をくれた打線に深く感謝。7回のピンチをしのいでくれた救援陣にも頭を下げた。

 著しい成長曲線を描く。2016年途中に育成から支配下登録を勝ち取り、昨季は中継ぎとして初の開幕1軍入り。プロ初登板は昨年4月4日の楽天戦で、この日と同じ仙台が舞台だった。大量6点リードされた場面での1軍デビューだったが、3番ウィーラーからの中軸を3人切り。5月末から夏場にかけては先発も任されて8勝を挙げた。

 今季は開幕ローテ入りこそ逃したが、今やチーム勝ち頭。それでも「ここ2、3試合は結果はどうであれ、内容はよくない。結果が出るたびに結果を残す難しさや壁が出る。もっと『野球第一』で過ごさないといけない」。いい意味の「マイナス思考」が右腕を慢心から遠ざけている。

 勝利数だけでなく、防御率、勝率、投球回などもチームトップ。今後も白星を伸ばし続けそうな石川への信頼を、工藤監督は「たとえどんなピッチングをしたとしても、今は(先発から)外すつもりはありません」という断言で示した。 (倉成孝史)

=2018/05/17付 西日本スポーツ=

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