ソフトB今季初サヨナラ負けで3位転落 楽天キラー・モイネロまさか…ブルペン不安浮き彫り

9回1死一、二塁、楽天・岡島にサヨナラ二塁打を浴び、肩を落としベンチに下がる森(中央)
9回1死一、二塁、楽天・岡島にサヨナラ二塁打を浴び、肩を落としベンチに下がる森(中央)
写真を見る
8回に1点を失い、1死一、二塁で降板したモイネロ(左)
8回に1点を失い、1死一、二塁で降板したモイネロ(左)
写真を見る
9回無死一塁、楽天・ペゲーロの打球をファンブルする高田
9回無死一塁、楽天・ペゲーロの打球をファンブルする高田
写真を見る

 ◆楽天4-3ソフトバンク(17日・楽天生命パーク)

 イタタッ…。最下位楽天相手に工藤ホークスが今季初のサヨナラ負けだ。1点リードの8回に3連投となるモイネロをつぎ込みながら同点に。9回は味方の失策でピンチを広げた森が岡島に適時二塁打を浴びて悲しい幕切れとなった。モイネロが昨季から続けていた対楽天の連続試合自責点ゼロは14でストップ。「方程式」がほころび、チームの連勝も3で止まった。試合のなかった西武とのゲーム差も縮められず、3位転落。どうにも乗っていけない。

 鋭い打球が柳田の頭上を越えていくと、三塁側ベンチから一斉に楽天ナインが勢いよく飛び出した。同点で迎えた9回。1死一、二塁で森が岡島へ投じたカットボールは、高めへ浮き完璧に捉えられた。37試合目にして今季初のサヨナラ負け。ヒーローをもみくちゃにして歓喜する相手とは対照的に、森は険しい表情でベンチへと引き揚げた。

 「みんな必死にやっているので。僕がしっかり抑えていればよかっただけ」。サファテの離脱後、代役で守護神を任されている右腕はサヨナラ負けの責任を背負い込んだが、直前のミスが大きく響いた。無死一塁からペゲーロの放った併殺打と思われた二ゴロを、高田が送球を焦ってエラー。無死一、二塁から、森は4回に本塁打を放っていた内田を気迫で空振り三振に切ったが、最後は力尽きた。

 「楽天キラー」のまさかのつまずきもサヨナラ負けに直結した。1点リードの8回に登板したモイネロだ。16日は、リーグ史上7人目(8度目)となる1イニング3者連続3球奪三振をマークした頼みの左腕が打たれた。先頭の岡島に対して直球が高く浮き四球で歩かせると、犠打後の1死二塁で嶋に真ん中の直球を適時二塁打とされて同点。昨季から続けていた対楽天の連続試合自責点ゼロは14試合でストップした。

 昨季終了後、梨田監督が「本当にモイネロが打てなかった」と、夏場以降の失速の要因に挙げるほどキラーぶりを発揮。「仮想モイネロ」の意味合いもあり左腕の打撃投手を1人増員して今季に臨んでいるほどだ。そんな相手を今季も手玉に取ってきたが、この日は違った。

 「野球なので打たれることもある。コントロールがアバウトで、修正しようとしたがボールがいかなかった」。この日が3連投で、チーム最多の19試合に登板しているモイネロは本調子でなかったことを認めつつ、森と同じように敗戦の責任を口にした。

 森とモイネロが登板しての逆転負けは4日のオリックス戦、11日の日本ハム戦に続いて今月3度目。あらためてサファテと岩崎の不在が浮き彫りとなった格好だ。勝って試合のなかった西武に2ゲーム差に詰め寄るはずが、3ゲーム差となって3位転落。「まあこういう試合も当然あるし、リリーフが打たれてという試合もある。みんな一生懸命やっての結果」。痛すぎるサヨナラ負けであるが、工藤監督はあえて淡々と試合を振り返り、すぐに前だけを向いた。 (倉成孝史)

=2018/05/18付 西日本スポーツ=

今日の西スポ紙面はこちら 西スポプラス

西日本新聞のイチオシ [PR]

ソフトバンクホークス選手の写真販売中!

西日本新聞のイチオシ [PR]