ソフトB、交流戦に暗雲 工藤ホークス初 貯金0で突入

7回途中に登板し勝ち越しを許したモイネロ
7回途中に登板し勝ち越しを許したモイネロ
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 ◆ソフトバンク4-8楽天(27日・ヤフオクドーム)

 不安だらけ…。逆転負けで3カード連続の負け越し。4位オリックスに0・5ゲーム差に迫られ、工藤ホークスでは初めて貯金なしで交流戦を迎える。しかも29日に1軍復帰予定だった千賀滉大投手(25)、30日の2軍戦に投げる予定だった和田毅投手(37)がともに登板回避。タカ投は火の車だ。勝率1位に7度輝いた得意の交流戦。戦力的には非常に厳しい状況でも、巻き返すしかない。

■モイネロ4戦連続失点 4位オリと0・5差

 1日で貯金は再び底を突き、Bクラス一歩手前に戻った。2桁の借金を背負う最下位の楽天に逆転負け。1週間前には5位ロッテに3連敗し、前カードの西武3連戦では初戦を取りながら二つ星を落とした。3カード連続負け越し。どんなに押し殺しても、工藤監督の表情と言葉には悔しさがにじみ出た。

 「まあ、ピッチャーは一生懸命やってるんで。打たれた結果は…使ってるのは僕なのでね。使う方が悪いというぐらいに思ってもらってね。また切り替えてやってもらいたい」

 自らの「責任」と振り返ったのは、同点で迎えた7回だ。1死から武田が連打で一、二塁のピンチを招くと、工藤監督はモイネロへの交代を決断。だが回またぎで38球を投げた26日から連投の左腕は、2者連続被弾を許した前日以上に精彩を欠いた。

 打席に迎えたのは前日に一発を浴びた代打の今江。本塁打にされた真っすぐではなく変化球を3球続けてボールを先行させると、4球目の甘いチェンジアップを完璧に捉えられ、左中間を破られた。勝ち越しの2点三塁打。続く銀次にも適時打を浴び、6球で3点を献上した。

 チーム状態と同様に頼みの左腕が心配だ。16日まで17試合連続で無失点だったが、一転して4試合連続失点。うち3試合が楽天戦というのが深刻だ。昨季は同カードに9試合登板し、打者32人と対して無安打。「自分ではそこまで悪いとは思ってないけど、打たれていることは事実。チームに申し訳ない…」。リーグトップタイの22試合に登板した左腕は言い訳をしないが、疲労は否定できない。

 サファテ、岩崎が不在の中、フル回転するモイネロがつかまり、チームは最終的に4位に沈んだ2013年以来5年ぶりに貯金なしで交流戦を迎える。7度頂点に立った得意の交流戦で巻き返しを狙うが、29日の“開幕”を任される予定だった千賀の登板回避が試合前に決定。「(勝率)5割ですから。ここからまた、みんなで立て直して。頑張ります」。垂れ込め続ける暗雲に、指揮官の言葉すらのみ込まれそうだ。 (倉成孝史)

■代役に岡本浮上 29日阪神戦

 右前腕部の張りで戦列を離れている千賀滉大投手(25)が、復帰予定だった交流戦開幕戦の29日の阪神戦を回避することが決まった。登板の可否を最終的に判断する場となった27日のブルペン投球を、人さし指にできたまめの影響によって7球で取りやめた。

 千賀は「だいぶショック。いい状態に仕上がってきていたけど、僕がしてしまったことなので…」と声を落とした。回復の具合を見ながら、復帰時期を判断することになった。工藤監督が「明日(28日)決めます」とした代役の先発には、岡本健投手(25)が抜てきされる見通し。救援陣をフル稼働させる方針だ。

 26日には東浜巨投手(27)が右肩関節機能不全で登録を抹消されており、現状では6月1日からのDeNA3連戦でも代役を立てる必要がある。台所事情が非常に苦しい中、左肩違和感によりリハビリ組で調整中の和田毅投手(37)も、登板予定だった30日のウエスタン・オリックス戦(舞洲バファローズスタジアム)を回避することになった。倉野投手統括コーチは「一歩後退した状況」と説明。1軍復帰への最終テストの位置づけだったが、交流戦中の復帰は難しくなった。

=2018/05/28付 西日本スポーツ=

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