ソフトB交流戦の鍵はビジター戦 次の攻撃で打順回る投手の交代に難しさ/斉藤和巳氏の目

斉藤和巳氏=2月4日撮影
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ソフトバンク・長谷川勇=5月16日撮影
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ソフトバンク・高橋礼=4月22日撮影
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 「日本生命セ・パ交流戦2018」がきょう29日に開幕する。“4連覇”が懸かる工藤ホークスは甲子園に乗り込み阪神との3連戦に臨む。今季は故障などで主力に離脱者が相次ぐなど苦しみながらも、勝率5割をキープして巻き返しのきっかけにしたい18試合に挑む。過去13度で7度も頂点に立った得意の交流戦で、ホークス浮上の鍵を握るのは-。本紙評論家の斉藤和巳氏に今年の交流戦を占ってもらった。

 ずばりビジターでの戦いが今年の交流戦のポイントになる。例えば中盤から終盤に向かう接戦の展開で、次の攻撃で投手に打席が回る状況。代打を出す想定の中、ピンチで投手を引っ張るか、それでもリリーフを送り出すか。救援陣は岩崎、サファテ不在という「飛車角」抜きで、質量ともに豊富だったこれまでとは全く異なる状況。使える“駒”が少ない分、今まで以上に難しい選択を迫られる。

 8、9回のモイネロ、森は不動だろう。7回を担う加治屋、嘉弥真がどれだけ抑えられるかだ。先発が6回まで投げてくれれば、7回の1イニングをこの2人で計算できるが、そう簡単な話でもない。プラス材料は、高橋礼の存在だ。25日の楽天戦で、ロングリリーフができることも分かった。先発が早めに崩れるようなら新人サブマリンの投入も十分に考えられる。東浜らの状態次第では、先発に回る可能性もあるだろう。ルーキーには荷が重いが、この交流戦のキーマンになる可能性がある。

 苦しむ投手陣の救世主として多くの若手に名乗りを上げてもらいたいところだが、そうも言っていられないのが現状。先日、好投した摂津や準備が整った寺原、故障から回復途上の五十嵐らベテランに期待するしかない。

 一方、大量援護を期待したい打線もまだ本来の姿ではない。本塁打は西武の46本に対してソフトバンクは57本と11本も上回っているにもかかわらず、得点は西武の方が55点多い。つまりつながりに欠け、ホームランでしか点が取れない状況が続いているということだ。ただ、野手でも若手の名前が挙がってこない。ならば、ここもベテランの出番だ。状態を上げている長谷川勇。代打でも何でもチームに活を入れてもらうしかない。 (本紙評論家)

2018/05/29付 西日本スポーツ

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