ソフトB千賀、復帰星も「悔しさと反省ばかり」 降板時の不満顔の背景

DeNA戦に先発し5回2/3 2失点で4勝目を挙げた千賀
DeNA戦に先発し5回2/3 2失点で4勝目を挙げた千賀
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 ◆ソフトバンク6-2DeNA(1日・ヤフオクドーム)

 約2カ月ぶりに開幕投手がヤフオクドームのマウンドに帰ってきた。「3・30開幕戦」以来となる本拠地登板。既に2度も戦列を離れた千賀が癒えた右腕を全力で振った。「この歓声の中で投げたかった」。初回2死二塁では4番筒香をフォークで二ゴロ。「侍ジャパン対決」を制し、大歓声を全身で受け止めた。

 自分への悔しさを晴らしたかった。開幕直後に右肘周辺の張りで戦列を約1カ月離れ、5月19日には右前腕部の張りで今季2度目の登録抹消。復帰へ向けた最終チェックの同27日のブルペン投球では右手人さし指のまめがつぶれた。

 「情けない。何をやっているんだろう」。その思いをぶつけたマウンドで最速153キロをマーク。5回までは佐野のソロによる1点だけに抑えたが、6回は四球と宮崎と筒香の連打で1点を加えられ、なお無死一、二塁。ここから2死までこぎ着けたところで、降板を告げられた。

 投球数は96球。悔しさをにじませた千賀は硬い表情でベンチへ引き揚げた。5回2/3を5安打2失点。「先制されて、降りる時も点を取られて、悔しい思いと反省ばかり。野手の方がよく打ってくれた」。5月15日楽天戦以来の白星となる今季4勝目も内容には納得できなかった。

 降板後はベンチで工藤監督にねぎらわれ、当初から100球がめどだったことを説明された。「投げたかったけど、病み上がりなので。(球数制限を)僕が知って、計算してしまわないようにということだった」。調整登板を経ずに1軍復帰した右腕へ、首脳陣も最大限の配慮をしていた。

 今季は故障とも闘う右腕は新たな「宝」を得た。5月24日に筑後のファーム施設での練習を早めに終わらせ、福岡市内の病院で第2子の長男誕生に立ち会った。「女の子とは何か違うんです。キャッチボールぐらいはできるようになってほしい」。ただ、待望のウイニングボールは「どこかに行った」と苦笑いだ。

 昨季の日本シリーズ第1戦以来の対戦となったDeNAを封じ、チームの金曜日の連敗を「6」でストップ。今季の本拠地での自身初勝利を手にした。「けがをせずにローテーションを守ることと、投げる試合は全部勝ちたい」。開幕戦以来のお立ち台で、復帰を待っていたファンに誓った。 (鎌田真一郎)

=2018/06/02付 西日本スポーツ=

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