ソフトB摂津、岡本、大誤算 今季ワーストタイ計12失点 指揮官もお手上げ

2回、逆転を許し渋い表情でベンチに戻る摂津
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4回無死一、二塁、ヤクルト・雄平に適時二塁打を打たれた岡本
4回無死一、二塁、ヤクルト・雄平に適時二塁打を打たれた岡本
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球場を後にする工藤監督
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 ◆ヤクルト12-6ソフトバンク(5日・神宮球場)

 ヤクルトの勢いにのみ込まれた。工藤ホークスが交流戦首位攻防の第1ラウンドで大敗。交流戦負けなしだった連勝が6で止まった。先発摂津と2番手岡本が計12失点。今季ワーストタイの大量失点でつまずいた。タカ打線は今宮が球団8500号、上林が4戦連発、市川が移籍1号と好調をキープ。気を取り直してきょう6日の第2ラウンドでやり返せ!

■摂津「申し訳ない」

 グラウンドでは、バックスクリーン弾を含む3安打4打点の青木がヒーローインタビューを受けていた。スタンドが大いに沸く中、ベンチから出てきた工藤監督の表情は、怒りを押し殺しているように映った。グラウンドを通り、バスが待つクラブハウスへ歩み進めるうちに厳しい言葉がこぼれた。

 「何とかしようという思いが伝わってはこないですね。あの2人からは」。あの2人とは序盤で大量失点した摂津と岡本だ。

 摂津は618日ぶりの勝利を挙げた5月22日西武戦以来、中13日の先発だった。涙のお立ち台から、2週間。前回見せた粘り強さが、影を潜めた。初回、先頭山田哲、青木の連打でいきなり先制を許す。今宮の逆転2ランで仕切り直しのチャンスをもらいながら、2回以降も切り替えられなかった。

 味方の失策もあって迎えた2回1死一、三塁で迎えたのは山田哲。8球目のシンカーを豪快に左翼スタンドへ運ばれ、再逆転の14号3ランを浴びた。3回にはバレンティンに14号ソロを浴びると、マウンドで首をかしげた。3回6安打5失点で今季初黒星。「申し訳ない。僕のせいです」。弁解の余地はなかった。

 再び「救世主」にはなれなかった。前回は離脱した千賀の“代役”を務め、チームの連敗も4で止めた。暗転した2012年の沢村賞右腕に、工藤監督は「この間のピッチングに比べると違うのかなというふうに見えた」と声を落とした。

 4回から登板した2番手の岡本は、1死も奪えないまま6連打で6失点。1死三塁からは暴投で追加点を与え、今季チームワーストの1イニング7点を失った。「技術がないのか、精神的にパニックになったのか分からないけど…」。指揮官もお手上げ状態。2人で、計3本塁打を浴び今季ワーストに並ぶ12失点を喫した。

 岡本が急きょプロ初先発した交流戦オープニングの5月29日阪神戦に始まった連勝は「6」で止まった。試合がなかった日本ハムを除き、パ・リーグ4球団が勝利する中で、痛恨の一人負けだ。雨を挟んだ火曜日の連勝も6ストップ。交流戦につかんだチームの勢いまで止めるわけにはいかない。 (鎌田真一郎)

=2018/06/06付 西日本スポーツ=

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