手負いのソフトB柳田5打点 逆方向へ今季初2打席連発「やり返してやろうと」連敗ストップ

3回1死一、三塁、15号3ランを放ち、ダイヤモンドを回る柳田
3回1死一、三塁、15号3ランを放ち、ダイヤモンドを回る柳田
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左へ初回先制犠飛
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左へ3回15号3ラン
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左へ5回16号ソロ
左へ5回16号ソロ
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 ◆ソフトバンク5-2中日(10日・ナゴヤドーム)

 ホークスを救ったのは、やはり頼れる主砲だった。柳田悠岐外野手(29)が右脚に不安を抱える中で、今季初の2打席連続アーチなど、この日のチームの全5打点をたたき出した。連敗は4でストップ。リーグ首位の西武に4・5ゲーム差に迫り、交流戦首位ヤクルトとの2ゲーム差をキープした。12日からは福岡で巨人、広島と6連戦。まずは4年連続の交流戦最高勝率を目指し、巻き返す。

■山川に2本差

 手負いの選手会長がゆっくりと駆け出した。疑う余地はない。十分すぎる感触がバット越しに伝わった。3回、左翼席への着弾を見届けると右手でガッツポーズをつくった。3試合ぶりの15号3ランに続き、5回にも左翼へ2打席連発の16号ソロをお見舞い。柳田の2発がホークスを救った。

 「久しぶりに勝ってホッとしている。1、2戦目でボロボロにやられていたので、やり返してやろうと思っていた」。1戦目は松坂に2三振を喫し、2戦目は無安打。2戦で計1安打のうっぷんを晴らした。

 初回に自らの左犠飛で先制。3回1死一、三塁、大野雄のフルカウントからの6球目、146キロの真っすぐを射抜いた。ギータらしい逆方向の鋭い打球は、竜党の悲鳴を切り裂き、スタンドに消えた。「自分のスイングができた。少し詰まったけど、しっかり捉えられて、いい追加点になって良かった」と表情を緩めた。

 けが人が相次ぐチーム状況。柳田も決して万全ではない。8日の今カード初戦で足を滑らせ、右太もも裏の張りを訴えた。首脳陣は苦肉の策として、2戦目から中堅より守備範囲の狭い左翼で先発起用。「そんなに(打球が)飛んでこなかったし、特に問題なかった」と本人は強調する。

 5月はリーグトップの打率3割8分7厘など圧倒的な存在感で5度目の月間MVPを獲得した。好調の要因は修正力にあった。「毎日相手の投手も違うし、球も違う。ここが違うなと変えた時にすぐ結果もついてきた。修正して結果が出ると、調子はいいのかな」

 ところが6月に入ると、気候に合わせるかのようにバットが湿った。月間打率2割6分7厘。首位打者争いでも秋山(西武)にトップを譲った。5週連続の6連戦の4週目。「疲れました」が口癖になった。それでも試合前のフリー打撃では右打席で球を見たり、バットを構える位置を高くしたりして工夫を重ねた。

 5回にも同じような軌道でアーチを架けた。「いい打ち方ができていなかったので修正した。(内容は)企業秘密です」といたずらっぽく笑った。今季初の1試合2発でリーグトップの山川(西武)に2本差に迫り、今季最多の5打点。チームの全打点をたたき出した。連敗を4で止め、首位西武に再び4・5ゲーム差に近づいた。12日からホーム6連戦。「来週はもっともっといい週にできるように頑張ります」。本当に頼れる4番が、ホークスにはいる。 (小畑大悟)

=2018/06/11付 西日本スポーツ=

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