ソフトB柳田に右翼コンバートプラン 守備負担軽減、達川ヘッド「ずっと出てもらわんと」

守備位置を変えることがわかった柳田
守備位置を変えることがわかった柳田
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上林
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 ギータとバヤシの守備位置をチェンジ! 福岡ソフトバンクの柳田悠岐(29)と上林誠知(22)の両外野手がコンバートされる可能性が高まった。8日の中日戦で右脚を痛めた柳田は負担軽減のため、翌9日から本来の中堅ではなく左翼で2試合に出場。きょう12日の巨人戦からは右翼に入り、本来の右翼から中堅に回っていた上林がそのまま中堅を守る見込みだ。「右翼柳田」で守備の負担を軽減して打撃を最優先し、「中堅上林」では守備範囲の広さを最大限に生かす。

 投打に故障離脱者が続出し、今季は乗りきれない戦いが続く工藤ホークス。交流戦も6連勝→4連敗→1勝と不安定な戦いぶりを見せている中で、攻守で気を吐いているのが柳田と上林の外野コンビ。この2人の力を最大限に発揮するコンバートプランが浮上した。

 「(柳田は)ずっと出てもらわんと困る。打ってくれればええんじゃけん。上林が成長したし、若くて動きもいい。柳田はもともと右翼からスタートした。(右脚が)治ってもそのままでいくかもしれん」

 達川ヘッドコーチは「監督と村松(外野守備走塁)コーチと話してから」と前置きした上で、これまで中堅が定位置だった柳田と、右翼を定位置としてきた上林の守備位置変更を明かした。柳田の守備の負担を軽減させ、打率、打点、本塁打の主要3部門で全てリーグ2位の打撃を最優先させることが最大の狙いだ。

■達川ヘッドが明言

 柳田は8日の中日戦の守備中に右脚を痛め、その後は2試合連続で左翼を守った。万全でない中、10日の同戦では今季初の2打席連続弾で5打点を稼いで連敗をストップ。リーグ3位につけるここまでの戦いは、柳田の打棒が支えていることは言うまでもない。

 10日の試合後、工藤監督も「彼がいなくなったら一番痛い。そうならないように休み明け(の12日)に本人に聞いてしっかりやっていきたい」と話した。柳田の故障離脱だけは絶対に避けなければならず、今後の守備位置についても協議する考えを示していた。

 高い脚力を誇る柳田は2011年に右翼でプロ初先発。13年のレギュラー定着後は守備範囲の広い中堅を任されてきた。一方の上林は強肩を武器に右翼を主戦場としてきたが、達川ヘッドコーチが「(柳田の右脚が)治ってもそのままでいくかもしれん」と話すように、長期的な視点での入れ替えとなる可能性もある。

 柳田は打線の柱としての自覚たっぷりに右翼へのコンバートを捉える。「(守備は)行けと言われたところでやるだけ。でも、そういう使われ方をするってことは打たないといけない。もちろん守備も大事だけど、打つ方でどれだけ貢献できるか」と力を込めた。

 柳田に代わり2試合続けて中堅で先発した上林は、9日の中日戦で二走大島の本塁生還を強肩で阻止した。昨季はパの外野手部門で最多の10補殺を記録。「ライトの方が刺せる機会は多いと思うけど、センターは投手が投げる球がよく見えて(打撃の)勉強になる」とこちらも前向きだ。

 12日の巨人戦は、柳田が今季初めて右翼に入り、上林は3試合続けて中堅で先発出場する見込み。連続日本一を狙う工藤ホークスが、ギータとバヤシのコンバートを浮上のきっかけとする。 (倉成孝史)

=2018/06/12付 西日本スポーツ=

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