ソフトBポロポロ大敗 武田自己最悪タイ8失点で崖っぷち 次戦次第で「無期限2軍」

2回2死満塁、巨人・小林に先制3点打を許し、渋い表情の武田(左)
2回2死満塁、巨人・小林に先制3点打を許し、渋い表情の武田(左)
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2回無死、巨人・岡本の打球を取り損なう松田
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2回無死一塁、巨人・阿部の打球をファンブルする明石
2回無死一塁、巨人・阿部の打球をファンブルする明石
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 ◆ソフトバンク2-8巨人(12日・ヤフオクドーム)

 序盤で試合は決まってしまった…。武田翔太投手(25)が2回に味方の連続エラーから4失点。その後も立ち直れず、右腕は自己ワーストタイの8失点でセ球団との公式戦で初黒星を喫した。前週1勝4敗からの巻き返しを狙うチームも、2014年以降のホーム巨人戦連勝が5でストップ。交流戦首位ヤクルトの背中が遠くなり、4年連続の最高勝率は厳しくなった。さあ、ここから踏ん張れ!

■6回11安打5敗目

 連敗を4で止めて9日ぶりに戻ってきた本拠地で、みすみす流れを手放した。0-0で迎えた2回だ。まず岡本の三ゴロを松田がファンブル。先頭打者の出塁を許すと、続く阿部の一、二塁間へのゴロを、明石が一度は捕球したがグラブからこぼした。まさかの連続失策で無死一、二塁。投手にとって酷すぎる状況でも、そこで武田が粘れなかったことで、連続ミスがさらに目立ってしまった。

 「もったいないのはもったいないですけどね。まあ、そこで何とかする、というところもピッチャーは背負ってやんなきゃいけない。(ミスで相手が)イケイケになっちゃったというところはありましたね」

 工藤監督はそうフォローしてくれたが、武田は味方のミスを背負い切れなかった。連続失策の直後、亀井に安打を許して無死満塁とされたが、続く陽岱鋼を外角いっぱいの真っすぐで空振り三振。さらに吉川尚を内野ゴロに仕留め、2死までこぎ着けた。そして小林を3球で追い込んだが、6球目の直球が甘く入り、左中間への走者一掃二塁打となった。続く坂本勇にも適時打を浴び、一挙4失点で試合の主導権を握られた。

 「踏ん張りたかったけど、申し訳ない…」。武田は6回を投げて自己ワーストタイの8失点で今季5敗目、さらにセ・リーグ相手の公式戦初黒星を喫し、責任を一身に背負いこんだ。ただ指揮官が「今日は真っすぐがいってるなとみてはいました」と評したように、初回も三者凡退での滑り出し。2試合連続完封を飾った5月13日の日本ハム戦以来の白星に向け「とにかく気持ちで負けない」と強い覚悟でマウンドに登っていたはずが、序盤から思わぬ形で味方に足を引っ張られた格好だ。

 チームは日本一を奪回した昨季、シーズンでプロ野球最少タイ記録となる38失策と堅固な守備を誇った。投打の力に加えて手堅い守りがV奪回を大きく支えたが、今季は58試合を終えて既に26失策。工藤監督も「誰もミスしようと思ってやってるわけではないし、一生懸命やった結果。まあ、あとは本人が練習をしてもらう。これが一番だとは思います」と厳しい表情だ。ただでさえ投打に故障離脱者が続出して苦しい戦いが続く。ミスで星を落としていてはVへの道は険しさを増すばかりだ。 (倉成孝史)

    ◇      ◇

■次がラストチャンス 倉野投手統括コーチ

 (自己ワーストの被安打11で、4戦連続5失点以上の武田について)「抑えようという気持ちが点を取られる中で弱くなっていった。次(19日のヤクルト戦)がラストチャンス。そこで結果を出せなければ、無期限で2軍に行ってもらいます」

=2018/06/13付 西日本スポーツ=

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