広島・大瀬良KOにつながったソフトB松田の四球/藤原満氏の目

西日本スポーツ評論家の藤原満氏
西日本スポーツ評論家の藤原満氏
写真を見る
1回2死、四球を選び出塁する松田
1回2死、四球を選び出塁する松田
写真を見る

 ◆ソフトバンク8-0広島(15日・ヤフオクドーム)

 松田の粘りがデスパイネの一発を引き出した。初回に7球で2死とされ、このまま大瀬良にすいすい投げられそうな雰囲気が漂ったところで四球。直球、変化球をことごとくファウルでしのぎ、投げる球がなくなった大瀬良の10球目、151キロは外角低めに外れた。

 不振にあえいできた今年の松田には見られなかったしぶとさ。柳田の前というのも大きかった。初回に三者凡退なら大瀬良の結果も違ったかもしれない。立ち上がりから覚悟したように飛ばして投げた千賀も、松田の粘りから生まれた3点に勇気づけられただろう。

 松田の2打席目は淡泊な空振り三振。そうかと思えば、3打席目は追い込まれた後の7球目を中前に運んだ。相変わらずムラはあるが、シーズン序盤とは違い下半身で打てるようになってきた。デスパイネも含め、給料の高い人はここからが本当の仕事だと思って巻き返さなければならない。

 勝っても勢いを続けられない今は「勝ち癖」を取り戻すことが大切。リーグ戦は混戦の様相を呈してきただけに、なおさらだ。来週末に再開するリーグ戦に弾みをつける意味でも、まずは交流戦の残り試合を全勝するつもりで臨みたい。 (西日本スポーツ評論家)

=2018/06/16付 西日本スポーツ=

今日の西スポ紙面はこちら 西スポプラス

西日本新聞のイチオシ [PR]

ソフトバンクホークス選手の写真販売中!

西日本新聞のイチオシ [PR]