ソフトB13失点、交流戦V逸 満員の観客席からもため息 中田100勝どころか6回途中8失点

真っ赤に染まったスタンドを背に、6回途中で降板する中田(左)
真っ赤に染まったスタンドを背に、6回途中で降板する中田(左)
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6回無死満塁、ピンチが広がり、ぶぜんとする工藤監督(左)
6回無死満塁、ピンチが広がり、ぶぜんとする工藤監督(左)
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 ◆ソフトバンク4-13広島(17日・ヤフオクドーム)

 満員の本拠地で赤っ恥の大炎上だ。交流戦4年連続最高勝率を目指した工藤ホークスが今季ワーストの13失点で“V逸”した。通算100勝が懸かっていた中田賢一投手(36)が初回に4失点、6回は3投手で3年ぶりの1イニング8失点。ヤクルトの勝利で交流戦2位以下が決まり、リーグでは1日で4位に転落した。交流戦はヤクルトとの1試合を残すのみ。前王者の意地を見せて再開するリーグ戦に弾みをつけるしかない。

■就任4年目で初

 敗戦から約1時間半後、札幌でヤクルトが日本ハムに勝利し、昨年まで3年連続勝率1位だった工藤ホークスの交流戦“V4”が消滅した。それから20分後。工藤監督は「残念ではありますけど、ケガ人も出た中でここまで三つ貯金をつくれた。(シーズン)最後に上にいることが大事」と悔しさをにじませなながら、球場を離れた。

 指揮官も口にしたように目標はあくまで秋に頂点に立つことではあるが、この日は交流戦の“V逸”も仕方なしと思えるような大敗を喫した。前日16日に内川の復帰弾もあり、4カードぶりの勝ち越し。打の役者もそろい一気に波に乗りたいところだったが、今季のチームを象徴するような形で試合開始早々に簡単にその流れを失った。

 初回。通算100勝を目指しマウンドに上がった中田がいきなり先頭の田中に四球を与えると、2死からも鈴木に際どいコースを選ばれ歩かせた。2死一、二塁で松山に先制適時打を許し、続くバティスタには右中間席への3ランを被弾。「最初に4点はチームに申し訳ない。何とか1点で止めていれば…」。本人が猛省したように、いきなりの大量失点も影響したのか、味方打線も九里の前に淡泊な攻撃を続けた。

 ようやく5回にデスパイネが反撃ののろしを上げるソロを放ったが、直後にさらなる投壊が待っていた。中田が無死からの長短打と四球で満塁のピンチを招くと、野間に2点適時打。さらに1死一、二塁から今季初登板の笠谷が3連打と暴投で4点を加えられ、とどめは3番手の岡本が鈴木に2ランを食らった。3投手で8安打を集中され、チームでは2015年4月以来となる1イニング8失点。満員の観客席からも、あきれたようなため息がもれた。

 「たくさんファンの人が来てくれてる中で、こういうゲームをしてしまった。本当、申し訳ないと思っています」。今季ワーストとなる13失点での大敗を、工藤監督はそうわびた。リーグ順位も1日でBクラスに逆戻り。それでも「こういうゲームもあります。切り替えていきましょう!」。交流戦は19日のヤクルト戦を残すのみ。せめてVチームを意地で撃破し、再開するリーグ戦へ勢いをつける。 (倉成孝史)

=2018/06/18付 西日本スポーツ=

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