ソフトB上林に交流戦キングのチャンス 現在トップタイ6発、ラスト神宮ヤクルト戦で勝負

15日の広島戦で交流戦6号を放つ上林
15日の広島戦で交流戦6号を放つ上林
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ヤクルト戦に向け福岡空港を出発する上林
ヤクルト戦に向け福岡空港を出発する上林
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 バヤシ“初タイトル”でリーグ戦再開に弾みだ! 福岡ソフトバンクの上林誠知外野手(22)が、交流戦本塁打キングを狙う。19日のヤクルト戦(神宮)で、チームの今季の交流戦は終了。現在トップタイの6発をマークしている。初の本塁打王はもちろん、状況次第では勝ち越したパの勝率1位チームから選出されるMVP獲得にもわずかに可能性を残す。チームはV4こそ逃したが、交流戦王者をそのバットで撃破し、再開するリーグ戦へ勢いをつける。

■打ち方染みついた

 当初の日程では休養日の予定だった18日、チームは19日のヤクルト戦に備えて、福岡空港から東京都内へと移動した。「今日明日(試合日)明後日(移動日)で3日間取られちゃうからね…」。選手のコンディションを重視する工藤監督は、中止を余儀なくされた6日の雨を嘆いた。V4を逃したチーム全体にどことなく疲労感が漂う中、この男だけは違った。上林だ。

 「なかなかないことなので、自信になる」。ここまで交流戦で日本ハムの近藤、DeNAの宮崎と並んでトップの6本塁打をマークしている。1日のDeNA戦からは自身初の4試合連発。それもすべて左投手から放ってみせた。5月2日のロッテ戦でチェンから放った一発が左腕からの初アーチ。昨季までは対左でスタメン落ちすることも少なくなかったが、今回の交流戦で大きく成長した姿を見せつけた。

 「左からもホームランが出て打ち方が染みついた」。神宮では5日にも、左の村中から右翼席へ3ラン。「ホームランが出る球場なので。自分のバッティングができれば。ヤクルトに二つ負けているので、何とか3連敗は避けたい」。チームが3年連続で守った交流戦王者のいすを明け渡してしまった相手を、そのバットで撃破する意気込みだ。交流戦本塁打キングの“初タイトル”獲得でさらにその自信を深める。

 今季の交流戦も、既にパの勝ち越しが決定。勝ち越しリーグの勝率1位チームから選ばれるMVPに可能性を残す。さらに6月の月間成績はここまで打率3割3分3厘、6本塁打、16打点。リーグ戦再開後も調子を維持すれば、自身初の月間MVP獲得も視野に入る。

 「ギータさん(柳田)は、李大浩(15年まで在籍)に『1年に1回は月間MVPを取れ』と言われたと言っていた。そうしたら成績が残ると。一つの月で稼ぐのも必要。僕も交流戦から6月が頑張ってためる月だと思っている」。バヤシが、いまいち波に乗れないチームを“初タイトル”で勢いづかせる。 (倉成孝史)

◆18試合制で最多は9本

 交流戦は阪神が2試合、ソフトバンク、ヤクルト、オリックス、ロッテ、DeNA、楽天の6球団がそれぞれ1試合を残すだけとなった。最多本塁打争いは上林、近藤(日本ハム)に加え18日の試合で2アーチの宮崎(DeNA)が6本でトップ。5本で追う山川、浅村、外崎(以上西武)、中田(日本ハム)と近藤はいずれも全日程を終了、2本差の4位にはデスパイネ、柳田、松田(ソフトバンク)らがつけるが上林は宮崎とともに有利な状況だ。18試合制となった15年以降の交流戦で最多は15年の畠山(ヤクルト)と17年のゲレーロ(中日)で9本。ソフトバンクでは17年の柳田で7本。

=2018/06/19付 西日本スポーツ=

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