ソフトB今宮、打撃再開も右肘に痛み…最短23日復帰は見送り濃厚「一からやり直す」

筑後ファーム施設でリハビリ中の今宮
筑後ファーム施設でリハビリ中の今宮
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 “無冠”でも構わない-。右肘関節炎の回復が思わしくなく戦線離脱した今宮健太内野手(26)が、リハビリ中の葛藤を打ち明けた。20日、筑後ファーム施設でマシン打撃を再開。だが依然として打撃時に右肘の痛みがあり、13日の出場選手登録抹消後最短となる23日のオリックス戦での1軍復帰は見送られることが濃厚となった。昨年まで5年連続ゴールデングラブ賞の名手は「一からやり直す」と現在を、自らのパフォーマンスを見直す機会と捉えた。

 雨音が響く筑後屋内練習場で、今宮は出場選手登録抹消後初めて打撃マシンと対峙(たいじ)した。ただ期待は裏切られた。球を捉えた衝撃で右肘に走る痛みは治まっていなかった。「投げる方はどうにかなっても、打撃は突発的な動きが入る。今は打撃を最優先に考えたい」と1軍復帰の目安について説明した。

 最短での1軍復帰を目指してきた。患部の状態次第で22日のウエスタン・中日戦(タマスタ筑後)に出場することも検討されたが、斉藤リハビリ担当コーチは「もう2、3日は様子を見ることになるかもしれない」と説明。再登録が可能になる23日の復帰は厳しくなった。

 今宮自身、やみくもに1軍復帰を望んでいない。「焦りながらも、ゆっくりやりたい。矛盾するけど、すぐ上がってまた抜けるようなことがあれば、迷惑をかける」。右肘は2016年10月に手術を受けた後も、今年2月のキャンプ中に滑膜炎、開幕後の5月に関節炎にかかっている。慎重にならざるを得ない。

 右肘の影響もあって、昨季キャリアハイの2割6分4厘を記録した打率は、現在2割1分2厘。1軍に戻っても打てなければ、自身が不在の間に奮闘する高田や川瀬にポジションを奪われないとも限らない。13年から5年連続でゴールデングラブ賞に輝き、昨季はベストナインとの「ダブル受賞」となった名手は“タイトル”への未練を残しつつ、執着はしない。

 「(開幕時はタイトルへの)そういう思いもあったけど、まずは勝負できる状態に戻さないといけない。ジャパさん(高田)や晃(川瀬)を見ていると焦りもある。成績が悪ければ(試合に)出られない世界。また一からやり直すつもり。今の時間をどう過ごすかで、今年の結果が決まると思う」

 幸い、実戦から長期離脱する恐れは低い。「定位置」に戻るまでの限られた時間で、自らを見つめ直して爪を研ぐ。 (鎌田真一郎)

◆今宮経過メモ

▼キャンプで1日離脱 宮崎キャンプ中の2月24日、練習を休み福岡に戻り検査、右肘関節滑膜炎と診断された。25日にチームと別メニューで軽めのキャッチボールなどを再開。メンバー選出されていた3月の侍ジャパン強化試合にも予定通り出場した。

▼今季初欠場 5月22日の西武戦で今季初欠場。試合前練習中に違和感を訴え、福岡市内の病院で受けた検査で右肘の関節炎と診断された。翌日以降もベンチスタートが続き、5試合ぶりに先発出場した26日の楽天戦で4安打。

▼抹消 6月13日に右肘関節炎のため登録抹消。1軍定着した12年以降では、14年のクライマックスシリーズ前に1軍選手全員が抹消されたケースを除き初めて。

=2018/06/21付 西日本スポーツ=

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