ソフトB柳田“復脚”2盗塁、驚異の成功率10割 幻プロ1号の地・沖縄でハッスル

8回2死、左翼への当たりで一塁を蹴って激走し二塁打とする柳田
8回2死、左翼への当たりで一塁を蹴って激走し二塁打とする柳田
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2011年4月17日の2軍交流戦で初回先頭打者アーチを放った柳田
2011年4月17日の2軍交流戦で初回先頭打者アーチを放った柳田
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 ◆日本ハム3-2ソフトバンク(27日・沖縄セルラースタジアム那覇)

 思い出の詰まった南国で復活ならぬ“復脚”を宣言した。柳田が2試合ぶり今季8度目の猛打賞に加え、マルチ盗塁と暴れまくった。「足だけは見せられたかなと思う。勝てば最高でしたけど」。サヨナラ負けに複雑な表情を浮かべながらも右脚の不安を一掃した。

 4回に中前打で出塁すると16試合ぶりの盗塁に成功した。6回は三塁への強烈なゴロ。レアードの送球が緩慢で、一塁は際どいタイミングでアウトの判定が出た。「セーフっぽいなぁと思ったけど…」。工藤監督がリクエストを要求すると、リプレー検証の結果、判定が覆った。柳田はすかさず二盗を決め、今季15個目の盗塁で成功率は驚きの10割だ。

■「脚はすごくいい」

 「脚はすごくいい。けがをする前の感じでいいコンディションになっている」。8日の中日戦で右太ももを痛め、守備も負担の少ない左翼や右翼に回り、回復に努めてきた。そんな中、負傷後は初めての盗塁に成功。8回の三塁線への当たりでも快足を飛ばし、二塁打とした。

 沖縄では球団初の1軍公式戦。25日の全体練習中にスコールが降ると、ある記憶がよみがえった。通算131本を重ねた柳田の“プロ1号”はこの沖縄セルラースタジアム那覇だった。ルーキーイヤーの2011年4月17日の巨人との2軍交流戦。「僕が初ホームランを打って、江川さんも満塁ホームランを打ったんですよ。そしたら雨が降ってきて」。2回途中で降雨のため中止。記念すべき公式戦1号は幻のアーチとなり、記録からも消えた。

 「(記念球は)雁の巣にでも転がってるんじゃないっすか。2軍のは持ってません」。粗削りだったフルスイング男は、日本を代表する打者となり、14年には侍ジャパンの一員として那覇のグラウンドにも立った。そしてホークスの4番として打って、走って、沖縄のファンを魅了させた。折り返しを前に17本塁打、15盗塁とトリプルスリー要素の半分をクリア。走攻守がそろってこそ、柳田はまばゆい輝きを放つ。 (小畑大悟)

=2018/06/28付 西日本スポーツ=

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