ソフトB単独3位!チーム先発10戦ぶり勝利の千賀、W杯で日の丸の重み再認識

1回2死、楽天・島内のスイングをアピールする千賀。奥は岩木山
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6回2/3、2失点で6勝目を挙げた千賀
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 ◆楽天2-5ソフトバンク(3日・弘前)

 けっぱれ!ホークス。34年ぶりに本州最北端の青森で楽天戦に臨んだホークス「投打の主役」が躍動した。先発の千賀滉大投手(25)は6回2/3を2失点と好投し6勝目をマーク。先発として10戦ぶりに白星をつかんだ。打線は「8番遊撃」でスタメンの西田哲朗内野手(26)が古巣相手に移籍1号。4番デスパイネを3番柳田、5番内川で挟む新クリーンアップ3人がそろって打点を挙げた。沖縄-福岡-青森と北上した工藤ホークス。単独3位となったここから再浮上だ!

 負の連鎖を千賀が断った。前回登板の6月26日、日本ハム戦が行われた那覇から、およそ2000キロ北上した青森県弘前市で主戦としての威厳を保った。「もう、低いマウンドには慣れた」。9試合続けて先発投手に白星がない中で、圧巻の立ち上がりだった。

 3回まで出塁は四球を一つ与えただけ。4回に2安打を許し2死一、三塁のピンチを迎えたが、得点圏に走者を背負ってからが真骨頂。アマダーに対し、狙われていると判断した直球を見せ球に、フォーク2球で追い込んだ。ウイニングショットはストライクゾーンから消えていく「お化け」フォーク。大砲のバットに空を切らせ、三振を奪った。

 スコアボードに0を並べ、2度目の戦線離脱から復帰した6月1日DeNA戦以降、初めて7回のマウンドに上がった。ただ、アマダーに2ランを浴び2死までこぎつけながら降板。「最後は点を取られ、完了までいきたかったけど代わって…。もやもやを残してしまった」。6回2/3を103球で4安打2失点。6勝目を挙げ、先発投手陣の不名誉な記録に終止符を打ちながらも、悔しさをにじませた。

 早朝から日本中を熱気に包んだサッカーワールドカップ(W杯)日本代表のベルギー戦は、登板日の千賀は当然、見ていなかった。だが、今や侍ジャパンの顔になりつつある右腕は、日本代表の躍進による盛り上がりに、日の丸を背負う意味をあらためて理解した。

 「4年に1度の勝負の舞台。WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)とか五輪も、こういう見られ方をしているんだ」。昨春、初めてWBCに出場した後、街中で声をかけられる頻度が一気に増えた理由が分かった。

■救援陣が無失点リレー

 救援陣も千賀の白星をアシストした。後を継いだ嘉弥真がペゲーロを三振に仕留めると、8回は加治屋、9回は森が2安打を許しながら無失点リレー。1984年8月11日以来、34年ぶりとなる弘前での公式戦は、森が6月22日以来の17セーブ目を手にして幕を閉じた。 (鎌田真一郎)

 ◆工藤ホークス4年連続Aクラスで折り返し ソフトバンクがシーズン143試合の半数を終えて38勝34敗、貯金4で単独3位。工藤監督就任後、チーム72試合目時点の成績は15年=1位(44勝25敗3分け、貯金19)▽16年=1位(48勝19敗5分け、貯金29)▽17年=2位(46勝26敗、貯金20)。過去3年に比べて苦戦しているが今年もAクラスで折り返した。

=2018/07/04付 西日本スポーツ=

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