華やかセレモニーの裏で…工藤監督、東京D居残り“反省会” 鷹の祭典惨敗発進で西武と6差

試合後、鷹の祭典の演出で行われた「光のセレモニー」
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5回1死一塁、レアード(奥)に2ランを浴びた石川
5回1死一塁、レアード(奥)に2ランを浴びた石川
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日本ハムに大敗し、厳しい表情の工藤監督(左)
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日本ハムに大敗し、がっくりのホークスファン
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 ◆ソフトバンク1-10日本ハム(9日・東京ドーム)

 金色のストライプは輝かなかった…。夏の恒例イベント「鷹の祭典」が惨敗で開幕。6月から白星のない石川柊太投手(26)がKOされ、打線は内川聖一内野手(35)のソロによる1点にとどまった。2位日本ハムを球宴前に上回る可能性がなくなり、5点差から逆転勝ちした首位西武とは5月以来の6ゲーム差。Aクラスターンを懸けて、10日の前半戦最終戦をゴールデンな結果で締めくくる。

■日ハム戦3連敗

 試合終了後、東京ドームのグラウンド内では「鷹の祭典」開幕に駆けつけたファンを喜ばせようと、きらびやかな光や音を使った演出が行われた。ラストには「いざゆけ若鷹軍団」に続き「We Are the Champions」が大音量で流れた。3時間半近くの試合を終え、ようやくここで4万5000人を超す観客のボルテージが最高潮に達したのは、あまりに皮肉な出来事だった。

 時を同じくして、ベンチ裏の部屋では工藤監督が投手コーチと緊急でミーティングを行っていた。選手、他の首脳陣はそれぞれ試合後10分ほどで球場を離れたが、指揮官らが部屋から姿を現したのは敗戦から約40分も経過した後。本拠地以外では異例ともいえるゲーム後のロングミーティングだった。議題は、またしても期待を裏切った先発石川の投球についてだった。

 「何とかしたいという気持ちはある中で投げていると思うけど、それが悪い方へ悪い方へいっている。倉野コーチを含め(今後)どういうふうに(修正を)していくか話をして、僕なりの考えも伝えました」

 投球理論に精通する工藤監督が頭を悩ますほど、石川はこの日も精彩を欠いた。初回に先頭の岡を2球で追い込みながら、7球目のパワーカーブがすっぽ抜けて死球。続く西川には2球目の直球を狙い澄まされたように右翼席へたたき込まれた。3回は先頭の内野安打から甲斐の悪送球なども絡み1失点。さらに5回、追い込んでからレアードに甘いパワーカーブを左翼席上段へ運ばれる2ランを浴び、2試合連続で5回を持たず5失点でKOされた。

 今季は救援で開幕しながら、途中からローテ入りし5月末までに7勝をマーク。故障者が続出する中で勝ち頭として前半戦のチームを支えてきたが、6月以降は5試合連続で白星を挙げられていない。5敗目を喫し石川は「いろいろ考えて臨んだ登板だったのですごく悔しい。ただただ申し訳ない…」と、復調へのきっかけすらつかめず、うつむくしかなかった。

■前半戦2位消滅

 「鷹の祭典」初戦で大敗し、ロッテに勝利した首位西武には、2カ月前の5月7日以来となる6ゲーム差以上に広げられた。「明日は今日のやられた分をやり返せるように。球宴前最後なので、みんなで勝ちに結び付くようにやっていく」。5年ぶりの「Bクラスターン」の危機にも瀕しているチャンピオンが、祭典2戦目は是が非でも勝って意地を見せる。 (倉成孝史)

◆2年ぶり黒星発進

 「鷹の祭典」は05年から開催されているソフトバンクのイベント。試合数は徐々に拡大しており、14年以降は8試合(15年は1試合が雨天中止)だったが今年は初めて10試合が行われる予定。通算成績は42勝21敗で6割6分7厘と高勝率を誇るが、初戦に限ると6勝8敗となった。開幕が東京ドームだったのは2年ぶりで前回16年も黒星だった。

◆先発陣「借金ターン」確定

 ソフトバンクは石川が今季5敗目。リーグ戦再開後は千賀、バンデンハークが1勝ずつしか挙げていない先発陣の今季通算成績は27勝30敗となり、1試合を残して前半戦を「借金」で終えることが決まった。チーム防御率3.93に対し先発防御率は4.13と苦しんでいる。

=2018/07/10付 西日本スポーツ=

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