ソフトB「1番柳田」奇襲実らず…ハム上沢に18回無得点 代打長谷川勇の三振に藤本コーチ「アレはアカン」

3回2死、空振り三振に倒れる柳田
3回2死、空振り三振に倒れる柳田
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5回1死一、三塁、見逃し三振に倒れる代打・長谷川勇
5回1死一、三塁、見逃し三振に倒れる代打・長谷川勇
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5回2死一、三塁、見逃し三振に倒れる代打の川島
5回2死一、三塁、見逃し三振に倒れる代打の川島
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 ◆ソフトバンク0-12日本ハム(10日・東京ドーム)

 最終回のマウンドに天敵の姿はなかった。打ち崩したからではない。大量リードを奪われ、上沢は106球と余力を残したまま8回で降板していた。今季3度の対戦で3連敗。計24イニングで1点しか取れなければ勝てるわけもない。9回も三者凡退で終わり、今季3度目の零封負けを喫した。

 「コントロールが良かった。いい投手なのでなかなか簡単ではないけど、何とかしたかった」。4打数無安打と封じ込められた柳田は白旗を揚げた。宿敵を相手に工藤監督は大幅に打線をいじった。その象徴が柳田の1番起用。昨年の日本シリーズ以来となる奇襲で突破口を開こうと試みた。

 指揮官は「とにかく塁に出て、足の速い選手がいると多少配球が変わるのでそこを何とか」と意図を明かした。しかし、上沢に今季11打数無安打と相性の悪い柳田は塁に出ることもできなかった。工藤監督は「打ち崩していこうと僕なりのアイデアを出したけど、うまくいかなかった。すいません」と頭を下げた。

 斬新なオーダーに加え、積極的な代打策も実らなかった。1点を先制された直後の5回1死一、三塁。初めてのチャンスで切り札の長谷川勇が送り込まれた。追い込まれた後の4球目、タイムを要求して打席を外そうとしたところをズバッと投げ込まれて見逃し三振。続く代打川島も見逃し三振に倒れ、好機を逸した。

 勝負手を打った藤本打撃コーチは「全ては5回。ハセ(長谷川勇)のアレはアカン。勝負どころ。打てないのは仕方ないけど、(打席を)外してストライクではどうしようもない。流れが変わってくる」と厳しく断罪した。長谷川勇も「自分の集中力が持たなかったのが悔しい」と渋い顔だ。

 これで上沢からは18イニング連続無得点、相手の対戦防御率は0・38と手も足も出ない状況だ。わずか3安打での零封負け。宿敵攻略の糸口さえつかめないまま、後半戦に頭痛の種を残した。 (小畑大悟)

=2018/07/11付 西日本スポーツ=

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