菅野から3年連続のオール直球予告 ソフトB柳田の反応は…平成最後の名勝負へ

昨年の球宴第2戦で1回無死一塁、空振り三振に倒れた柳田=2017年7月15日撮影
昨年の球宴第2戦で1回無死一塁、空振り三振に倒れた柳田=2017年7月15日撮影
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 いざ真っ向勝負! 球宴ファン投票で3年連続の両リーグ最多得票に輝いた福岡ソフトバンクの柳田悠岐外野手(29)が12日、もはや恒例となった? 巨人・菅野智之投手(28)との「オール直球勝負」を心待ちにした。きょう13日からマイナビオールスターゲーム2018(第1戦=13日・京セラドーム大阪、第2戦=14日・リブワーク藤崎台球場)に出場。3年連続で直球勝負を挑んでくる菅野を「ホームランか三振」のフルスイングで迎え撃つ。

 日本球界最高峰右腕の剛速球を最多得票男がフルスイングで迎え撃つ。これぞ夢の球宴だ。ファンの誰しもが待ち望む真っ向勝負が今年も繰り広げられる。昨年、一昨年と同様に菅野が予告した「オール直球」に対して、柳田は「当てにいくことなく、ホームランか三振の勝負ができたらいい」と言い切った。

 球宴に向けて“先制口撃”を仕掛けたのは今回も菅野だ。選手間投票での選出が決まり、「柳田さんとは全部真っすぐで、真っ向勝負がしたい。150キロ後半を出せるように頑張ります」と挑発。並み居る強打者のそろった全パの中でも柳田斬りに意欲をみせた。

 もちろん柳田も受けて立つ。「(菅野は)球界を代表するピッチャー。そう言ってもらって光栄だし、素直にうれしい」と表情を緩めた一方で、打ち砕くイメージはある。「オールスターでしかできないこと。いつもと違う感じなのでそれを楽しみたい」と代名詞のフルスイングで応戦する。

 柳田にとってはリベンジの舞台でもある。一昨年の球宴は本拠地で菅野の前に一ゴロ。昨年は豪快な空振り三振に倒れた。「覚えていますよ。めっちゃ速かった。(バットに)当たらんかった。何でなんすかねえ」と苦い記憶をよみがえらせた。今季の交流戦では対戦がなかったとはいえ、球宴の借りは球宴で返すのが、ギータ流だ。

 ファン投票では3年連続となる両リーグ最多得票を獲得した。打撃成績は打率(3割4分7厘)3位、本塁打(20本)2位、打点(58点)5位と全てで高水準で折り返した。盗塁も16と3年ぶりのトリプルスリーも視野に入る。「予想より打てました。数字自体は想像より打てたと思うけど、まだまだの部分も感じている」と前半戦を振り返った。

 チームはオリックスと同率の3位ターン。首位西武とは6・5差と苦しんでいる。「チームの順位に(自身の成績が)直結していない。そこが駄目なところ」と選手会長として責任も感じている。厳しいペナントレースを離れて、たった2日間の夢舞台。「とにかく楽しみたい」。ファンが最も見たい選手は、フルスイングで球宴の「主役」になる。 (小畑大悟)

◆球宴「柳田VS菅野」

 球宴初対戦は2014年、甲子園で行われた第2戦。「1番中堅」で先発し4回、2番手菅野の前に中飛に倒れた。ただ、この試合は4安打2打点でMVPに輝いている。

 16年はファン投票で初選出となった菅野が柳田の名前を挙げて「ストレートで真っ向勝負をしたい」と予告。15年のトリプルスリー男に「今年(の交流戦で)対戦してあれだけ威圧感のある選手はいなかった」と理由を明かした。その16年第1戦の舞台はヤフオクドーム。「3番右翼」スタメンの柳田は全セ先発の菅野に対し、初回に初球を打ち、一ゴロで凡退した。

 17年、ZOZOマリンでの第2戦に柳田は「2番中堅」で先発。全セ先発の菅野に対し、初回無死一塁、1ボール2ストライクからの4球目、153キロの高めを豪快に空振り。フルスイングで球場を沸かせた。「クイックも球も速い。中途半端にいかずに、マン振りしようと。やられました。けど楽しかった。ちっちゃい頃の遊びでやった野球みたいな」と笑顔を見せた。一方、菅野も柳田のフルスイングに「すごかった。(直球勝負に)応えてくれてうれしい。お客さんも喜んでくれたんじゃないか」とすがすがしい表情だった。

=2018/07/13付 西日本スポーツ=

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