11K西武斬り!ソフトB石川、1ヶ月半ぶり8勝 痛打浴びて多くの「気付き」

気迫あふれる投球で7回11三振を奪った石川
気迫あふれる投球で7回11三振を奪った石川
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 ◆ソフトバンク6-1西武(17日・ヤフオクドーム)

 大勝の次は快勝だ。工藤ホークスが西武を連破して後半戦連勝スタート。首位との差を4・5ゲームに縮めた。投の主役は、5月30日以来48日ぶりの白星を手にした石川柊太投手(26)だ。7回1失点、11奪三振の力投でチームトップの8勝目を挙げた。打線は初回に3点を先制。爆発した16日の勢いを止めることなく、アクセルを踏み込んだ。本拠地の「鷹の祭典」とともに、真夏の熱い反攻が始まった。

■7回4安打1失点

 石川は獅子の息の根を止めにいった。2点リードの6回、西武の打順はクリーンアップ。浅村にフルカウントから147キロの高め直球を振らせ、山川には3球勝負を挑み、カーブでタイミングをずらした。主砲から奪ったこの日3個目の三振で、昨年6月以来、自身3度目の1試合2桁奪三振を達成した。

 勢いに乗る右腕は「変わった」姿を見せた。森に対し変化球を4球続けた後、5球目は甲斐のサインに首を振った。選んだのはパワーカーブ。内角に食い込む宝刀で、3者連続三振を奪った。

 「(甲斐)拓也任せにせず、自分でも配球を考えて全力で抑えようと思った」

 1カ月半、白星に見放される間に気付きがあった。6月30日ロッテ戦。初回2死二塁で角中に対し、フルカウントから内角要求のスライダーが甘くなり先制の適時打とされた。この場面、倉野投手統括コーチから「気持ちが入っているように見えない」ととがめられた。「拓也の求めている所に投げれば抑えられる」。その信頼感があったからこそだが、自らの意思も伝える必要性に気付かされた。

 この日は“共同作業”が功を奏し、7回を116球で4安打1失点。5月30日以来48日ぶりの白星で、昨年に並ぶ自己最多、チーム単独トップの8勝目を挙げた。「千賀のいい流れに乗ろうと思っていた。久々に勝てたのは、ホッとした」。後半戦は初戦の千賀に続いて先発が勝利。チームの2試合連続先発白星は6月15、16日以来で、交流戦後は初めてとなった。

 「勝てない焦りより、抑えられない焦りがあった」。前半戦最後の登板だった9日の日本ハム戦(東京ドーム)で、初回無死一塁で西川に許したのは直球を右翼スタンドへ運ばれる2ラン。「初回にファウルを取りにいったボールを引っ張られた。球がいっていない証し」。突き付けられた事実と向き合った。

 この1週間はこれまで習慣だったウエートトレーニングをあえて控え、ランニング量と練習での投球数を増やすことで体のキレを求めた。初回2死二塁で山川から高め150キロ直球で三振を奪取。理想の真っすぐがよみがえった。

 これで西武戦は今季3勝目。「嫌がっている感じはあります」。4・5ゲーム差で追いかける相手にも、負のイメージは確実に植え付けている。またここから「獅子キラー」ぶりを見せつける。 (鎌田真一郎)

=2018/07/18付 西日本スポーツ=

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