ソフトBついに貯金ゼロ、借金危機 札幌ドームでの同一カード3連敗、初の屈辱

日本ハムに3連敗を喫し、唇をかむ工藤監督(左)
日本ハムに3連敗を喫し、唇をかむ工藤監督(左)
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 ◆日本ハム7-5ソフトバンク(22日・札幌ドーム)

 悲劇の札幌、ついに貯金ゼロ…。工藤ホークスが交流戦後初の4連敗を喫し再びBクラスの4位タイに転落した。4点リードされても諦めず2度も追い付く粘りを見せたが、最後は救援陣が崩れ押し切られた。札幌ドームでの同一カード3連敗は日本ハムが本拠地とした04年以降で初。今季の日本ハム戦は7連敗で4勝12敗となり、涼しいどころか寒すぎる北の大地で借金危機に立たされた。

■今季4勝12敗

 二度あることも、三度はなかった。2点を勝ち越された直後の最終回の攻撃。2死から代打攻勢を仕掛けたが、最後は長谷川勇が捉えた打球が定位置付近の右翼手のグラブに収まった。すべて僅差の接戦を落としての同一カード3連敗。日本ハムが札幌ドームを本拠地とした2004年以降、ホークスにとっては15年目で初の屈辱だ。工藤監督はベンチで唇をかんだまま、グラウンドで歓喜する相手ナインを見つめた。

 「今は(投打の)かみ合わせが悪いというか、そういうところなので。それができてくれば全然、まだまだというところ(順位)にはいるんでね。しっかり切り替えていく」

 ついに貯金が底を突きBクラスに転落したが、工藤監督は試合後すぐに切り替えを強調し前を向いた。だが、昨年まででは考えられない「力負け」が、今後の反攻へ不安を残す。5回までに4点のリードを許しながら、6回に柳田が3ラン、7回に松田がソロを放ち同点。昨季までなら盤石な救援陣で終盤の失点を防ぎ、そのまま打線がひっくり返すことも得意の勝ちパターンの一つだったが、今季はそうはいかない。

 松田の同点弾が飛び出した直後の7回、モイネロが無死から連打を浴び、その後の犠打で1死二、三塁のピンチを招いた。左の近藤に対し、ベンチはモイネロを諦め嘉弥真へスイッチ。だが簡単に勝ち越し適時打を許した。8回も打線が2死から柳田の適時打で再び同点に追い付く粘りを見せたが、前半戦で安定感を見せてきた加治屋が1死満塁とされると、中島の二ゴロを牧原がファンブル。本塁へ送球できず痛恨の勝ち越し点を許した。その後松本にも適時打を許し2点差となると、2度追い付いた打線にもはね返す力は残っていなかった。

 屈辱の3連戦3連敗を喫し、日本ハムに7連敗。3連勝なら順位が入れ替わっていたが、逆に6ゲーム差まで離された。今季対戦成績は4勝12敗。勝ち越すには残り9試合を全勝するしかない。「日本ハム(との今カード)は終わったんでね。次はロッテと京セラドーム(大阪)でやるんでね。鷹の祭典でファンの人も多いですし、そこで切り替えてしっかりやっていきたい」。0になった貯金と同様に、チーム全体から王者の風格が消えつつある。 (倉成孝史)

◆80試合以上で5年ぶり貯金0

 ソフトバンクが82試合目で勝率5割。貯金ゼロは交流戦前最後の試合だった5月27日に負けて23勝23敗となって以来(28日は試合なし)だが、80試合以上消化してとなると13年7月30日(89試合目)に敗れて44勝44敗1分けとなって以来だ。日本ハムには今季7連敗。同一シーズンで同じ相手に7連敗は13年日本ハム戦で4~7月に7連敗して以来となった。

=2018/07/23付 西日本スポーツ=

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