ソフトB松田燃えた!3年ぶりサヨナラ打 よみがえった「10・2」決戦の記憶

延長10回1死満塁、サヨナラ打を放つ松田
延長10回1死満塁、サヨナラ打を放つ松田
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 ◆ソフトバンク6-5ロッテ(26日・ヤフオクドーム)

 一握り短く持ったバットに思いをぶつけた。9回に4点差を追い付いた勢いのままに、松田が2試合連続となった延長戦に終止符を打った。「打った瞬間に抜けると思った」。大谷の外角低めの変化球を捉えた中越えの一打は、自身3年ぶりのサヨナラ打となった。

 「フォークをシンプルに打った。2-1(2ストライク1ボール)でファンもベンチもまずいと思っただろうから、やってやろうと思った。鷹の祭典でこんな勝ち方ができてよかった」

 目の前で中村晃が申告敬遠で歩かされ、巡ってきた打席。「熱男」の反骨心に火が付いた。工藤監督にはネクストバッターズサークルで「信じてるぞ、初球からどんどんいけ!」と声を掛けられた。初球は空振りしたが、「勇気とパワーをもらった」と大谷の4球目を見事に仕留めた。

 4年前の「至福の記憶」も脳裏によみがえった。「人生で一番記憶に残る打席と状況が似ていた。同じ方向の打球だったので、うれしかった」。2014年10月2日のオリックス戦。今回と同じ延長10回1死満塁で比嘉からサヨナラ打を放ち、シーズン最終戦でリーグ優勝を勝ち取った。

 最後まで諦めない姿勢を貫き、チームの借金生活も回避した。「大阪でも負けている展開から追いついていたから」。5時間45分に及んだ24日のロッテ戦でも延長12回に二塁後方への飛球で、三塁走者の川島がタッチアップで生還。三たび同点に追いついて引き分けに持ち込んだ。

 「8回まではこんな展開になると思わなかった。後半戦はみんなで力を合わせていく」。4年目の優勝を導いた松田は、再び貯金1に戻したチームの底力を信じている。百戦錬磨の35歳の視線に映っているのは、逆転Vだけだ。 (鎌田真一郎)

=2018/07/27付 西日本スポーツ=

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