ソフトB屈辱“2年ぶり”月間負け越し…貯金0で再び4位 「鷹の祭典」本拠地にため息

7回2死満塁、代打・枡田に押し出し四球を献上した五十嵐。後方は生還するペゲーロ
7回2死満塁、代打・枡田に押し出し四球を献上した五十嵐。後方は生還するペゲーロ
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 ◆ソフトバンク5-6楽天(27日・ヤフオクドーム)

 劇的な逆転勝ちの勢いは続かなかった。投手陣の10四死球の乱調も響き、工藤ホークスが1点差でもったいない試合を落とした。首痛の影響で柳田が2戦連続欠場した打線は5点を奪ったが、同点の7回にベテラン五十嵐が痛恨の押し出し四球。8回の好機もあと1本が出ず、一夜で勝率5割に逆戻りして再び4位に転落。7月は5勝9敗1分けとなり、3試合を残して月間負け越しが決まった。

 4時間25分のロングゲームも幕切れはあっさりとしたものだった。1点を追う9回2死。ここまで4安打の中村晃が三ゴロに倒れると、「鷹の祭典」の本拠地でため息が起きた。前夜のサヨナラ劇勝の勢いが続かない。最下位に競り負け、一夜で4位に逆戻りだ。

 2試合連続で首痛の柳田を欠いた打線は底力を見せた。初回1死二塁から上林の三盗で好機を広げ、3番に入った内川が中前へ先制打。「昨日は点を取るのが遅かった。早い回で何とかことを起こせたらと思っていた」。3回には2年ぶりの二盗も決めた。

 3回には松田宣と中村晃が連続適時打を放ち、最大3点をリードしたが、投手陣が踏ん張れない。5回にバンデンハークが一挙5失点。直後に同点としたが、7回は4番手の五十嵐が2死からの連続四球などで塁を埋め、代打枡田に決勝の押し出し四球を与えた。

 試合後の工藤監督は顔をしかめた。「四球がもったいない。四死球が10個ですか。四球が絡むとどうしても大量点になってしまう」。24日のロッテ戦から与四死球は11、8、10。3試合で29人も歩かせては苦しい。「もったいなかったなと思う」と反すうした。

 それでも、何とか追いつこうと7回に2人の走者を出したが、ここは西田、牧原が連続三振。8回は好調の上林に犠打を命じてまで得点圏に走者を進め、2死二塁から頼りの内川が三ゴロに倒れた。マルチ安打の主将は「終わって負けたら一緒」と唇をかみしめた。

 執念のドロー、4点差をひっくり返してのサヨナラ勝ちと息を吹き返したかにみえたが、再び貯金は底を突いた。試合のなかったロッテと入れ替わり、再び4位に後退。7月は3試合を残して月間負け越しが決まり、首位西武とは今季最大の8ゲーム差まで広がった。指揮官は「打線はどんどん良くなってきている」と強調したが、いくら打てど守れない。工藤ホークスは早くも正念場を迎えた。 (小畑大悟)

 ◆五十嵐(7回に押し出し四球を与えて負け投手に)「(甲斐)拓也と配球の意思疎通ができずに投げてしまった。冷静に投げられずに反省している」

=2018/07/28付 西日本スポーツ=

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