工藤ソフトBついに借金 後半戦では5年ぶり屈辱…最下位・楽天に攻守で見せ場なし

1回2死二塁、楽天・銀次に適時打を許した摂津(左から2人目)のもとに歩み寄る(左から)内川(1人おいて)松田宣、市川
1回2死二塁、楽天・銀次に適時打を許した摂津(左から2人目)のもとに歩み寄る(左から)内川(1人おいて)松田宣、市川
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楽天に敗れ、グラウンドに向かって頭を下げる工藤監督
楽天に敗れ、グラウンドに向かって頭を下げる工藤監督
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9回、松田宣が空振り三振に倒れ試合終了
9回、松田宣が空振り三振に倒れ試合終了
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 ◆ソフトバンク1-7楽天(28日・ヤフオクドーム)

 5年ぶりの屈辱が目前に迫っても、打線は意地すら見せられなかった。6点を追う9回。4番からの攻撃は簡単に2死を奪われ、最後は松田宣のバットが岸のカーブに空を切った。最下位楽天に連敗を喫し、4月10日以来の借金1。80試合以上消化しての借金は、4位に終わった2013年の7月26日以来となった。

 「ファンのみなさんにたくさん集まってもらった『鷹の祭典』でこうなって、本当に申し訳ない。このままで終わるわけにいかない。みんなで力を合わせて、何とか明日勝てるように気合入れて頑張ります」

 険しい表情でファンへの謝罪を口にした工藤監督は借金生活からの巻き返しを誓った。ただ、敗戦の内容は、投打両面で期待できるものではなかった。先発摂津が初球で田中に先頭打者アーチを被弾。さらに四球や3連打を浴び、初回だけで3点を失った。

 ただでさえ重苦しい雰囲気の中での失点。楽天は防御率2点台前半の岸が先発だっただけに、この時点で「敗戦確率」は飛躍的に高まった。首痛の影響で柳田が3試合連続欠場した打線は数字をはね返すこともなく、データ通りに淡々と岸に抑えられていった。

 攻撃は三者凡退が5度もあり、8回無死一塁から今宮が左中間へ適時二塁打を放ち、零封負けを阻止した場面がスタンドが最も盛り上がった瞬間だった。直後には今季初登板の笠原が2球であっさり失点。岸には楽々と投げきられた。

 今季の投打のちぐはぐさが積もり積もって、ついに真夏の借金という形に表れた。「最初に点を取られると、今はなかなかそれをひっくり返すという状態にはないのかな」。工藤監督もいつになく弱気なコメントを口をしたが、V2を目指す王者がファイティングポーズを崩すわけにはいかない。 (倉成孝史)

=2018/07/29付 西日本スポーツ=

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