ソフトB、ハム戦泥沼の連敗ストップなるか 現在「7」で負け越しリーチ…千賀に重責

キャッチボールする千賀
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 名誉挽回投だ! 福岡ソフトバンクの千賀滉大投手(25)が9日、日本ハム相手に続く負の連鎖に終止符を打つと誓った。チームは現在2位の天敵に7連敗中で、10日に敗れると今季の日本ハム戦の負け越しが決まる。この連敗の起点となった6月の沖縄での一戦で、敗戦投手となったのが千賀だ。V2に向け工藤公康監督(55)がトーナメント戦の気持ちで戦うことを宣言した10日からの残り49試合。初戦は千賀に託される。

 止まらない日本ハム相手の連敗は「7」。敗れれば、4勝13敗となり今季の日本ハム戦の負け越しも決まる。もう負けられない。誰よりも、その思いを抱いているのが千賀だ。「自分にも負けが付いているので…。まんべんなく打って、本塁打もある打線だけど、チームに勝ちを持ってこられる投球を」。控えめな言葉に燃えたぎる闘志をにじませた。

 交流戦が明けて間もない6月26日、那覇での同カード。アルシアとレアードに手痛い一発を浴びるなどして、6回4失点で敗戦投手となった。ここから日本ハム相手の黒星街道が始まっただけに、巻き返したいとの思いは強い。さらに日本ハムが立ちふさがる構図は、一時11・5ゲーム差をつけながらも逆転され、工藤ホークスが唯一V逸した2016年とも重なる。それだけに「チームにいい流れを持ってきたい」と意気込む。

 チームは3位に浮上したが、2位日本ハムの背中は遠い。反攻への足掛かりとしなければいけないこの3連戦の先発は、自身の後に大竹、松本裕と経験の浅い投手が続く。自らの投球は3連戦の流れも左右するだけに、気合もみなぎる。

 自らの負の連鎖も断ち切りたい。前回登板だった7月31日の西武戦は自己ワーストの1試合5被弾と乱れて、今季4敗目を喫した。「ストライクゾーンにボールがいっていなかった。ボール球が多い。ゾーンで勝負できないといけない」と分析している。中9日と登板間隔も空いたマウンドへ制球面なども調整し「準備できた」と自信。9日はヤフオクドームで最終調整した。

 極めて重要な3連戦のポイントを、工藤監督は先発の出来と見る。「一つ勝てば、みんなの気持ちも変わる。今の打線なら3、4点は取れる。前半の失点をいかに抑えられるか。(千賀には)やってもらわないと。みんなの思いを背負って投げてほしい」と、開幕投手にハッパを掛けた。

 首位西武との差も大きい。日に日に厳しくなるV2ロードだが、指揮官はまったく諦めてはいない。「まだまだ(上位とのゲーム差は)諦める数字ではない。一番上にいかないといけない。1試合も落とさない気持ちでやっていかないと」と残り49試合の“トーナメントモード”を宣言。その先陣を千賀が切る。 (山田孝人)

 ◆日本ハムは工藤ホークスの天敵!? 工藤監督が就任した2015年以降、同一リーグ相手に負け越したのは16年の日本ハム(9勝15敗1分け)だけ。同年は6月中旬に当時3位だった日本ハムに11・5ゲーム差をつけて独走していたが、7月1日からの本拠地3連戦で3連敗。その後も苦戦が続き、8月21日に敵地で敗れて日本ハム戦の負け越しが決定。最終的に日本ハムに大逆転優勝を許して、V3を逃した。

=2018/08/10付 西日本スポーツ=

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