鍵になった5回の攻防 ソフトB牧原と上林の価値ある走塁/西村龍次氏の目

西日本スポーツ評論家の西村龍次氏
西日本スポーツ評論家の西村龍次氏
写真を見る

 ◆ソフトバンク5-0日本ハム(10日・ヤフオクドーム)

 千賀は真っすぐに切れがあった。日本ハムの打者が、その直球に振り負けしないように強くスイングしてきたから、変化球も効果的だった。一方で本人が納得していないように、抜けた球も少なくない。特に力を入れて決めにいった真っすぐは高めに浮いた。今後の修正ポイントだろう。

 6回にレアードを空振り三振に仕留めた場面、初球に珍しくカーブを投げた。千賀はあまり投げない球種だが、緩急もつくし、今後はもっと使っていいのではないか。相手は狙ってこないし、有効だ。

 この試合、5回の攻防が流れを決めた。鍵は走塁だ。日本ハムは1死一塁で、中島が盗塁失敗。続く西川は四球を選んだが、結果的にランナーを置いて中軸に回せなかった。一方、ソフトバンクは1死一塁で、牧原が上林の左前打で一塁から一気に三塁へ進んだ。上林はその送球間に二塁へ。この素晴らしい走塁が柳田への申告敬遠、中村晃の2点打につながった。この得点がどれだけ千賀に勇気を与えたか。6回、クリーンアップから奪った3者連続三振にもつながった。

 9回を森が完璧に締めたことも大きい。ソフトバンクはいい流れのまま、きょう11日の試合を迎えられる。 (西日本スポーツ評論家)

=2018/08/11付 西日本スポーツ=

今日の西スポ紙面はこちら 西スポプラス

西日本新聞のイチオシ [PR]

ソフトバンクホークス選手の写真販売中!

西日本新聞のイチオシ [PR]