今宮初先頭弾、柳田V2ラン ソフトB今季初7連勝

1回無死、初球を打って先頭打者本塁打を放ち、笑顔でダイヤモンドを回る今宮
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3回、2ランを放ちベンチ前でポーズを決める柳田
3回、2ランを放ちベンチ前でポーズを決める柳田
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 ◆西武2-3ソフトバンク(24日・ヤフオクドーム)

 勢いは止まらない! 初回に今宮健太内野手(27)がプロ初の先頭打者弾を放ったホークスが連勝を今季最長の7に伸ばした。同点に追い付かれた直後の3回には柳田悠岐外野手(29)が決勝の27号2ランを放ち、今季初めて対戦した西武のエース菊池に土をつけ、通算13連勝とした。貯金は今季最多の8。西武との差を7ゲームに詰め、奇跡の逆転Vへの階段を一つ上った。

 3週間前までは3位とBクラスをさまよっていた昨季の王者が、完全にその強さと風格を取り戻した。わずか1点リードの最終回。2死二塁と一打同点のピンチで、抑えの森が代打栗山を空振り三振に切った。首位独走中の相手に、がっぷり四つの戦いで1点差勝ち。ベンチの工藤監督はまずは勝利を喜び、少し安堵(あんど)し、すぐに表情を固く引き締めた。

 「本当に緊張感のあるいいゲームをみんながしてくれた。今日勝てたというのは大きいけど、今日は終わった。とにかく負けられないゲームが続くんで」

 初戦こそ取ったが、直接対決3連戦で一つでも星を落とせば、計算上は限りなくVが遠のく。ギリギリの戦いが続くことは間違いないが、それを制し続けられそうな強さが、今のチームにはある。

 初回だ。前日23日のヒーローで、56試合ぶりに1番に入った今宮が狙ったのは、菊池の投じた初球。高校時代からしのぎを削ったライバルの151キロインローを迷いなく振り抜き、打球を左翼席へ突き刺した。

 プロ初の先頭打者弾となる先制7号ソロを放った瞬間、珍しくベンチへ右手で力強くガッツポーズ。23日のヒーローインタビューでは、あえて「緊張すると思うけど、3連戦で(Vの行方が)決まる可能性が高くなる」と話した。「ある程度の(狙い通りの)球がきたら初球から思い切り引っ張ろうと思っていた」。チームを勢いづかせるための超積極打法は、値千金のアーチを描いた。

 主軸も、西武のお株を奪うパワーで仕事を果たした。同点に追いつかれた直後の3回。快進撃をけん引しているグラシアルが1死から中前打で出塁すると、4番柳田が「驚弾」をさく裂させた。1ボールから菊池の外角低めスライダーに体勢を崩されながらも、バットの芯で捉えた打球はグングン伸びバックスクリーン右へ着弾。王会長も驚きの表情で喜んだ27号2ランが決勝点となった。

 救援陣も強力打線を相手に最少リードを守り抜き、西武とは7ゲーム差に迫った。3回途中からほぼ完璧な投球を見せた相手エース菊池には、18試合目の対戦でも初白星を許さず、通算13勝0敗。殊勲の柳田は試合後すぐに「まだまだゲーム差がある。一戦一戦、一生懸命やるだけ」と、指揮官同様に25日の「一戦」へ気持ちを引き締めた。 (倉成孝史)

=2018/08/25付 西日本スポーツ=

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