ソフトバンク、首位西武と3差 柳田大爆発5安打、自己最多タイ34号

仙台での今季最終戦を終えファンにあいさつする柳田(右)と工藤監督
仙台での今季最終戦を終えファンにあいさつする柳田(右)と工藤監督
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 ◆楽天2-13ソフトバンク(12日・楽天生命パーク)

 獅子のたてがみをつかんだ! 柳田悠岐外野手(29)が5安打3打点と大爆発した工藤ホークスが、首位西武に6月30日以来の3ゲーム差と肉薄した。頼れる4番打者は初回に先制打を放つと、4回に右翼席へシーズン自己最多に並ぶ34号ソロ。その後も快音を重ねて今季2度目の1試合5安打をマークし、チームも15安打13得点で快勝。15日から敵地に乗り込み、西武との直接対決3連戦に臨む。

 15安打13得点の快勝の主役を張った。今季2度目の1試合5安打の大爆発。最大の見せ場は1点リードの4回だった。左腕辛島の初球のカーブをすくい上げた打球は、ホークスファンが陣取る右翼席に突き刺さる34号ソロ。シーズン自己最多に並ぶ一撃となった。

 打率3割、30本塁打、30盗塁のトリプルスリーを達成した2015年に並ぶ一発。「開幕からキャリアハイを目指している。いいスイングができた」と胸を張った。敵地仙台での2戦連発にも「好きな球場ですね」とヒーローインタビューで笑みを浮かべた。

 見せ場はこれだけではない。初回は右前に先制適時打。辛島のカーブを巧みに捉えた。2点差に迫られた5回も辛島から左前適時打、その後も二塁打、中前打を重ね、4月21日の日本ハム戦以来の1試合5安打。3打点をたたき出して「まぐれです」と謙遜した。

 多くの名選手がつづってきた現在のホークスの「常勝の系譜」を引き継ぐ。その先輩には、12日に現役引退会見に臨んだ巨人の杉内がいる。02年に前身のダイエーに入団して、常勝ホークスの礎を築いた左腕とは、ルーキーイヤーの11年にともにプレーした。

■15日からL3連戦

 プロ初スタメンは11年6月25日の日本ハム戦。先発は杉内だった。「右翼守備に自信がなくて『飛んでくるな』と思っていたら、本当に飛んでこなかった。えぐい球だった」。杉内は11年オフに巨人へフリーエージェント(FA)移籍したが、印象は強烈だった。

 チームを4連勝に導いた4番打者は、子どもたちにも大きな「贈り物」を届けられそうだ。今季開幕直前に1本塁打につき30万円を、家族と暮らすことができない子どもたちと、その危機にある子どもの支援活動を行うNPO法人に贈ることを表明していたからだ。

 今季16勝9敗と圧倒した楽天との今季最終戦で34本塁打に到達したことで、寄付金の総額は1000万円の大台を突破。「(本塁打を)まだまだ打って、子どもたちにできることをしてあげたい」。多くの人の思いを背負って打ちまくるヒーローは腕まくりする。

 首位西武と6月30日以来の3ゲーム差に肉薄。13、14日は試合がなく、西武の14日楽天戦の結果次第では、15日からの敵地での直接対決3連戦が「奪首」の舞台となる。「チームの雰囲気もいい。ガムシャラにやります」。9月は9試合で打率4割4分1厘、3本塁打、7打点。絶好調のバットで獅子も粉砕する。 (山田孝人)

=2018/09/13付 西日本スポーツ=

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