ソフトB初回速攻 デスパイネ満弾 ファイナル進出に王手

ヒーローインタビューで拳を突き上げるデスパイネ(右)と武田
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1回無死、勝ち越しの満塁本塁打を放つデスパイネ
1回無死、勝ち越しの満塁本塁打を放つデスパイネ
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 ◆パ・リーグCSファーストステージ:第1戦 ソフトバンク8‐3日本ハム(13日・ヤフオクドーム)

 ファイナル進出 王手!! クライマックスシリーズ(CS)は13日、ファーストステージ(S)が開幕し、福岡ソフトバンクはアルフレド・デスパイネ外野手(32)の初回満塁弾など12安打で8点を奪って日本ハムに先勝。超短期決戦の初戦を制しファイナルS進出に王手をかけた。14日の第2戦に勝つか、引き分けると5年連続でのファイナルS進出が決まり、西武と日本シリーズ進出を懸けて17日から対戦する。

■いきなり5得点

 一振りでヤフオクドームに歓喜をもたらした。初回。同点に追いつき、なお無死満塁。デスパイネが日本ハム先発上沢が投じた、外寄り高めの147キロ真っすぐを強振だ。ライナー性の鋭い打球は右翼席へ突き刺さった。一挙4点を勝ち越す殊勲のグランドスラム。「最高の気分だし完璧だった」。今季チームが苦戦した右腕に早々に強烈な一撃を浴びせ、何度も手をたたきながらベースを回った。

 体調不良で12日の公式練習を回避した。試合前練習のフリー打撃も、藤本打撃コーチは「あまり良くなかった」と言うように本調子ではなかったが、本番では1打席目から集中力を発揮。デスパイネは「同点のままで終わりたくなかった。勝利に貢献できてよかった」。パのCSでは2011年に松中(ソフトバンク)が放って以来の満塁弾で周囲の心配も吹き飛ばした。

 グラウンドを離れても頼りになる存在だ。現在チームに同胞キューバ出身は5人が在籍するが、育成のコラスは2軍施設にいる。かわいい後輩が一人で寂しい思いをしないようにと、同時に複数で会話が可能な携帯電話の機能を使い、折を見ては会話を楽しむ機会を設けている。「みんなで楽しくやることと、各自の役割を果たすことが目標」。この日も降板したミランダに真っ先に声を掛けるなど、チームを支えるキューバ勢のリーダー格としても大きな役割を果たしている。

 レギュラーシーズン最後のロッテ戦でも1試合2発を放っており、これで2試合連続弾。今季はけがで約1カ月戦列を離れた時期があっただけに、ポストシーズンに懸ける思いは誰よりも強い。「悔しさをCSにぶつけたい思いだった。次も勝ち、ファイナルに行き、そこも勝って日本一が目標」。チーム史上初となる「下克上」への第一歩を、ど派手に飾った大砲は頂点だけを見据えた。 (山田孝人)

 王会長「デスパイネの(本塁打)が効いたね。やっぱり満塁ホームランは大きいよ。柳田(の同点打)もね。ピッチャーが落ち着く前にダーッと(打線が攻めて)いったからね。勝負はげたを履くまで分からない。有利になったのは確かだけど、だからこそ明日が大事」

◆初戦から2連勝での進出は11回で5度

 過去11回開催されたパ・リーグのCSファーストSで、初戦を勝利した10度のうち、2戦目も勝ち2連勝でファイナルSに進出したのは5回。引き分けはまだない。初戦に敗れて進出したのは昨年の楽天のみ。

=2018/10/14付 西日本スポーツ=

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