短期決戦の鬼!CS男ホークス内川が戦列復帰 代打の切り札で待機

昨年のパCSファイナルS第4戦で、6回無死、4試合連続となる本塁打を放つ内川
昨年のパCSファイナルS第4戦で、6回無死、4試合連続となる本塁打を放つ内川
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11日のフェニックス・リーグ西武戦で、4回2死、榎田からソロ本塁打を放った内川
11日のフェニックス・リーグ西武戦で、4回2死、榎田からソロ本塁打を放った内川
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 「短期決戦の鬼」が帰ってきた! 右肩痛などで戦列を離れていた内川聖一内野手(36)が、西武とのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(S)で戦列復帰する。16日は宮崎から都内へ移動し、17日の第1戦からベンチ入りする予定。CSで3度目のMVPに輝いた昨季は楽天とのファイナルSで4試合連続本塁打を記録した主将が、鬼門メットライフドームで存在感を見せる。

■パ最多通算42安打

 8月中旬に戦列を離れてから約2カ月。西武との最終決戦を前に、主将が「下克上」を目指すチームに帰ってきた。「暑かったからね」。みやざきフェニックス・リーグが開催中の宮崎から羽田空港に着いた内川は、少し日焼けした顔に頼もしい笑みを浮かべた。

 「みんなでファーストSを勝ち抜いてきた。その中で戦えるチャンスを与えられたことは、感謝してもしきれない。シーズンで迷惑をかけた分、チームのために働きたい」。2011、15、17年にパ・リーグCSのMVPに輝いた「短期決戦の鬼」は誓った。

 CSでの通算42安打はパ・リーグ歴代最多だ。昨季は7月に左手親指を骨折するなどして長期離脱を強いられたが、楽天とのファイナルSで4試合連続本塁打をマーク。同一ステージでは史上初の快挙でMVPを獲得し、レギュラーシーズンの悔しさを晴らした。

 通算2000安打を達成した今季も苦しんだ。夏場の体調不良もあり、レギュラーシーズンはホークス移籍後では最少の71試合の出場にとどまった。この悔しさを晴らす舞台となるファイナルSは17日の第1戦からベンチ入り。まずは代打の切り札として待機する。

■代打の切り札で待機

 日本シリーズ進出の鍵を握るバットマンについて、藤本打撃コーチは「勝負強さに期待している。まずはここぞ、での代打。相手も(内川が)控えているのは嫌だと思う」と説明した。チームの状況次第では、第2戦以降にスタメンで起用される可能性もある。

 「予行練習」も終えている。11日のみやざきフェニックス・リーグ西武戦では第2戦に先発予定の多和田から左前打、第3戦に先発予定の榎田から本塁打を放った。これで1軍昇格を決めた工藤監督も「(2人の球筋を)見ているのは、プラス要素」と口にした。

 メットライフドームは今季3勝9敗と大きく負け越した「鬼門」だが、内川は5月9日に通算2000安打を達成した際に西武ファンからも祝福された。完全アウェーの戦いとなる敵地でのファイナルSで、最強のCS男が“恩返し”の大暴れを見せる。 (鎌田真一郎)

◆内川経過メモ

▼8月15日 楽天戦(ヤフオクドーム)を体調不良で欠場。

▼16日 出場選手登録を抹消。「(体調は)ずっと良くない。早く戻ってこられるようにしたい」。

▼23日 自宅療養を経て、筑後のファーム施設でリハビリ開始。

▼25日 筑後の屋内練習場でマシン打撃再開。

▼9月14日 2軍の全体練習に合流。

▼15日 ウエスタン・広島戦(タマスタ筑後)で約1カ月ぶりに実戦復帰。

▼22日 右肩痛のためリハビリ組に移る。「以前から痛みはあった。バットを振るのも痛い」。

▼30日 キャッチボールを再開。

▼10月4日 2軍に再合流。

▼5日 2軍と3軍の練習試合で約2カ月ぶりの安打を放つ。

▼8日 みやざきフェニックス・リーグに参加。楽天戦で2打数1安打。

▼11日 みやざきフェニックス・リーグ西武戦で多和田から左前打、榎田から本塁打を放つ。

=2018/10/17付 西日本スポーツ=

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