ソフトB千賀「意地」見せた 鬼門メット、CSで初勝利

CS初勝利を挙げた千賀
CS初勝利を挙げた千賀
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 ◆パ・リーグCSファイナルステージ:第3戦 西武4-15ソフトバンク(19日・メットライフドーム)

 千賀が獅子脅し打線を真っ向勝負で封じた。7点リードの4回だ。1死から山川にソロ本塁打を浴び、続く栗山には四球を与えたが、レギュラーシーズンで4本塁打を浴びた中村をフォークボールで空振り三振。森もフォークで右飛に仕留めて最少失点で脱出。西武の反転攻勢を期待して盛り上がる球場を静め「打者としっかり勝負して、マウンドでやりたいことがやれた」とうなずいた。

 111球で6回2失点だった14日のファーストS第2戦から中4日。先発ではプロ初の短い間隔だったが、苦汁をなめ続けたメットライフドームで意地を見せつけた。レギュラーシーズンでは3戦3敗、被本塁打9で防御率10・06。リーグ連覇へ重要な9月15日には7失点、同28日も5失点と屈辱にまみれた地だった。

 首脳陣からも「意地を見たい」と求められた一戦で、同ドーム&CSで初白星。西武の日本シリーズ進出王手を阻む内容で、満点回答して「マウンドの対応が課題だったが、(この日の投球は)今後につながる。反省して次をどうするかを考えてやれた」と、納得の表情を浮かべた。

 マウンドへの対応はチームのバックアップが大きかった。マウンドで投球した際の感覚が、ビジター側のブルペンと実際とでは異なるという声が多い同ドーム。そこで高村投手コーチが一案を講じた。取り外しが可能なプレートを持ち込み設置し、感覚の差異を可能な限りなくすようにした。千賀も「ありがたい。好きなマウンドではないが、立ち上がりから(感覚の)違いを感じずにいけた」。5回1失点の力投につながるサポートに感謝を示した。

 この日投じたのは78球。第4戦の東浜に続き、第5戦はルーキーサブマリンの高橋礼が先発することが決まった。高橋礼は救援で、18日の第2戦で2回2/3を投げている。中2日での先発とあって早期のリリーフが必要となる可能性が高く、中継ぎ経験の豊富な千賀自身もスタンバイに入る見通しだ。「自分もそのつもり。準備します」。“鬼門”を克服した右腕は、下克上達成へ休むことなく腕を振る。 (山田孝人)

=2018/10/20付 西日本スポーツ=

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