ソフトB高橋礼、中2日も関係なし!3回まで完璧 工藤監督「期待以上」と驚嘆

先発し4回2/3 2失点だった高橋礼
先発し4回2/3 2失点だった高橋礼
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 ◆パ・リーグCSファイナルステージ:第5戦 西武5-6ソフトバンク(21日・メットライフドーム)

 強心臓のルーキーが完全アウェーの舞台で躍動した。日本シリーズ出場に王手をかけて迎えた第5戦。先発に抜てきされたのはシーズン未勝利の高橋礼だった。「(CSが)大舞台と意識しなかった。力を入れず、できることを出し切ろうと考えた」。怖いもの知らずの長身サブマリンは、球場の大半を占めたレオ党を黙らせた。初回の3点リードに守られ、マウンドすれすれから浮き上がる直球と、沈む変化球を駆使。3回までわずか32球で西武打線に出塁も許さなかった。

 “レギュラーシーズン未勝利でのポストシーズン初白星”の権利がかかった5回。先頭からの3連打などで2点を失ったが、2死までこぎ着けた。秋山に1ボール2ストライクから、外角の真っすぐでストライクを確信してベンチへ向かおうとした。「白星が少し頭にあった」。だが判定はボール。続くシンカーを一塁内野安打にされたところでマウンドを譲った。

 それでも2回2/3、54球で1失点だった第2戦から中2日で4回2/3、67球を投げて無四球で2失点。2戦続けての好投に「まだ詰めが甘い。でもパ・リーグで一番打った打線を抑えられたのは自信になった」と初々しい笑みを浮かべた。

 専大時代はノーワインドアップ。プロ入り当初は「ぶれを少なくするため」にセットで投げた。だが球威を求めるとともに「フォームでもタイミングがずらせる」とワインドアップへ。プロの世界で生き抜く手段を模索し続けてきた。

 工藤監督も「期待以上。なんとか一回りと思っていたけど、それ以上のピッチング」と驚くほど。11月の日米野球での侍ジャパン入りにふさわしい快投を披露した。

 広島との対戦経験はない。変則右腕が日本シリーズでもジョーカーになる可能性を秘めている。「まだ(プロに)入ったばかりで、全てが初めて。自分を信じて投げます」。勢いのまま、頂上決戦に挑む。 (鎌田真一郎)

=2018/10/22付 西日本スポーツ=

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