ホークス接戦制するも…手放しで喜べない/藤原満氏の目

西日本スポーツ評論家の藤原満氏
西日本スポーツ評論家の藤原満氏
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 両軍合わせて28安打。6本のホームランが飛び出した。大変な打撃戦になったが、明暗を分けたのは先制点だ。3回、広島は下位の野間、会沢の連続安打などで1死満塁としたが、菊池と丸が連続三振で得点のチャンスをつぶした。一方のホークスは4回に柳田、デスパイネの連続四球でためた走者を中村晃と今宮のタイムリーでかえして2点を先制した。いわば相手にもらったチャンスできっちり得点につなげたホークスと自らつくった得点機を生かせなかった広島。終盤に広島の猛烈な追い上げに苦しんだが、結局、逆転は許さなかっただけにゲームの大きなポイントになった。

 接戦に競り勝ったホークスだが、手放しでは喜べない。6回は鈴木に本塁打を許し、松山にヒットを打たれた後にミランダから高橋礼に代え、高橋礼もタイムリーを浴びた。相手に不要な勢いを与えてしまい、8回の猛追につなげられた。

 高橋礼はセットポジションの投球に慣れていないことを考えると、回の頭から起用するか、もしくは武田を送り出しても良かった。短期決戦の日本シリーズ。大差になっても相手に勢いを与えてはいけない。それが次戦以降の命取りになる。 (西日本スポーツ評論家)

=2018/10/31付 西日本スポーツ=

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