ソフトB最強助っ人バンデン&ミランダ出国 史上初W2桁星で3年連続日本一だ

アナ夫人(右)と一緒に帰国するバンデンハーク
アナ夫人(右)と一緒に帰国するバンデンハーク
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大きな荷物を手に帰国するミランダ
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■福岡空港から出国

 福岡ソフトバンクのリック・バンデンハーク投手(33)とアリエル・ミランダ投手(29)が5日、福岡空港から出国した。バンデンハークは今季、2年連続2桁勝利となる10勝を挙げ、今季途中に加入したミランダは8月以降だけで6勝をマーク。ともにホークスの日本一に貢献した。球団で外国人投手2人が2桁勝利を挙げたことは過去にない。最強助っ人先発コンビは、史上初の快挙で3年連続日本一を呼び込む。

 歓喜から2日後、アナ夫人とともに姿を見せたバンデンハークは穏やかな表情だった。今季を通してローテを守った右腕が、疲れた心と体を癒やす地はニュージーランド。「大自然を味わってくるよ」。約2週間の滞在後、母国オランダへ。まずはゆっくり家族との時間を過ごす。

 今季は10勝を挙げ、チームが日本一を決めた3日の日本シリーズ第6戦では6回無失点、10奪三振の圧巻の投球で勝利投手となった。来季3年連続2桁勝利を挙げれば、球団の外国人選手として1963~65年のスタンカと並ぶ最長記録。54年ぶりの快挙となるが「まだ日本一の余韻に浸っている。来年のことはもう少ししてから考えるよ」と本人は意に介さない。それでもデビューから14連勝のプロ野球新記録を樹立した豪腕なら十分可能だ。

 ミランダは自宅がある米フロリダ州マイアミへ。手には袋に包まれたバット2本があった。「デスパイネとグラシアルからもらったんだ。友人の理髪店に飾るよ」。同じキューバ出身の戦友2人からの贈り物に笑みを見せた。

 7月に来日した左腕は、8月25日の西武戦で8回までノーヒットノーランの快投を演じるなど、8試合に先発して防御率1・89と安定感抜群。「勝ちにつながる投球ができたことは満足だよ」。先輩のバンデンハークには「いい投球をするために毎日継続して準備を続けている姿勢は勉強になる。刺激し合う関係だよ」と敬意を示した。

 来季、球団初の外国人ダブル2桁勝利が実現すれば、3年連続の日本一が見える。ただ球団で2桁勝利を挙げた外国人投手はサディナ(1959年)、スタンカ(60、61年、63~65年)、ホールトン(2009、11年)、スタンリッジ(14、15年)、バンデンハーク(17、18年)のわずか5人。さらに今季在籍した外国人選手は全員残留の見通しで、投手に限っても右股関節手術から復帰を目指すサファテやスアレス、モイネロとの外国人枠を巡る「内なる戦い」を勝ち抜かなければならない。

 それでも先発としてバンデンハークとミランダにかかる期待は大きい。「来年も優勝できるようにできることをやるだけ」。同じ言葉を口にした外国人コンビが来年のチームをけん引する。 (長浜幸治)

=2018/11/06付 西日本スポーツ=

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