ソフトBデスパイネ「カリブの怪人」超える デストラーデまで42本、25打点

福岡空港から帰国の途に就いた(左から)デスパイネ、グラシアル、モイネロ
福岡空港から帰国の途に就いた(左から)デスパイネ、グラシアル、モイネロ
写真を見る
写真を見る

■福岡空港から出国

 福岡ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手(32)が6日、母国キューバに向け福岡空港から帰国の途に就いた。来日から5年間で積み重ねてきた本塁打は118本。1990年代前半に西武の黄金期を支えた「カリブの怪人」デストラーデが持つ同国出身者の日本プロ野球での最多本塁打160本、最多打点389まで、それぞれ残り42本塁打、25打点。2年連続でチームを日本一に導いた主砲が来季、キューバ出身助っ人の大記録超えに挑む。

■日本通算118本塁打

 デスパイネが来季、同郷の「カリブの怪人」デストラーデが持つ偉大な記録超えを狙う。

 大先輩が持つキューバ出身者の日本プロ野球での最多本塁打160本、最多打点389まで、それぞれ残り42本塁打、25打点に迫っている。「今年はケガがあっても29本のホームランを打った。普通にいけば40発はいけた」とデスパイネは言い切り、体が万全なら大記録超えが狙えるとの自信を見せた。

 同郷の後輩であるグラシアル、モイネロと福岡空港にやってきたデスパイネは少し疲れ気味だった。日本シリーズでは出場4試合で打率3割3分3厘、2本塁打、6打点と活躍を見せたが、左膝痛のため第5、6戦は欠場。自分のいないグラウンドでチームは日本一が決まった。

 「今季は素晴らしいシーズンだった。最後にチームが一丸となって戦い、日本一になれた」と笑顔を見せたが、主砲としてのプライドものぞかせた。「最後の最後で試合に出られず残念だったが、自分なしでも戦えたことは大きかったんじゃないか」

 昨季本塁打、打点の2冠に輝き、意気揚々と臨んだ今季だったが、シーズン序盤は不振が続き、球宴前までの打率は2割2分1厘。8月に入って調子が上がったかと思えば、右膝の炎症を起こし同17日に登録抹消。1軍復帰まで約1カ月を要した。「自分が一番調子のいいときにケガをしてしまった」

 大記録超えもかかる3年契約最終年となる来季、何よりケガ防止に注力する。母国では国内リーグの真っ最中だが、「向こうではプレーをしない方向で動いている。自分の体を守ることが大事だからね」とケアに努める方針。「まずは(左膝の)痛みを取って、周りの筋肉を鍛えてケガをしない体づくりをしたい」と悔しさを来季に晴らすため、体のケアに専念する。キューバ最強助っ人を超える活躍を見せれば、チームの3年連続日本一もぐっと近づく。 (長浜幸治)

 ◆オレステス・デストラーデ 1962年5月8日生まれ。キューバ出身。米メジャーのヤンキースとパイレーツでプレー後、1989年のシーズン途中に西武加入し、83試合で32本塁打を量産。90、91年は2年連続で本塁打、打点の2冠。92年は3年連続の本塁打王。秋山幸二(本紙評論家)、清原和博との「AKD砲」で西武の黄金期を築いた。192センチ、99キロ。右投げ両打ち。

=2018/11/07付 西日本スポーツ=

今日の西スポ紙面はこちら 西スポプラス

西日本新聞のイチオシ [PR]

ホークス下剋上日本一!西スポ2018アーカイブス

西日本新聞のイチオシ [PR]