タカの長身サブマリン高橋礼、侍Jデビューへ 建山コーチも期待「牧田のようになれる」 日米野球9日開幕

9日フル代表デビューが見込まれる高橋礼
9日フル代表デビューが見込まれる高橋礼
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 東京五輪の秘密兵器だ! 「2018日米野球」の侍ジャパンにプロ未勝利ながら初選出された高橋礼投手(23)=福岡ソフトバンク=が、9日の開幕戦(東京ドーム)でフル代表デビューを果たす見込みだ。侍ジャパンの建山投手コーチも「牧田のようになれる」と大いに期待する188センチの長身サブマリン右腕。ポストシーズンで存在感を示したルーキーが、国際舞台でも大きな武器となる可能性を秘めた変則フォームでメジャー軍団に挑む。

 ただの「代役」ではなかった。DeNA東が左肘の炎症で辞退したためプロ未勝利にもかかわらず侍ジャパン入りした高橋礼。さっそく9日の開幕戦で登板する可能性が高まった。建山コーチは「パワー系アンダースローが、アメリカの打者に対しファウルが取れるか。僕も監督も見てみたいと思っている」と期待した。

 下手投げながら最速140キロ中盤に迫る直球を投げられる存在は、球界を見渡しても見当たらない。ポストシーズンではともに強力打線が売りの西武、広島相手にも堂々の投球で短期決戦での強さを見せつけた。メジャー軍団相手にその真価が問われる。

 建山コーチは先輩サブマリンに重ねた。今季はメジャーのパドレスでプレーした牧田だ。2013、17年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)や15年のプレミア12で重宝された。「国際舞台で牧田も成功している。今回の経験で代表への意識も持ってもらいたい」と飛躍のきっかけを与える狙いだ。

 球数制限が設けられる国際大会の短期決戦では、相手打者の目先を変えられる投手の存在は戦略的にも大きな意味を持つ。ここで存在感を示すことができれば、稲葉ジャパンの悲願である「東京五輪金メダル」のワンピースとなり得るチャンス。建山コーチは「1イニングではもったいない。イニングをまたいでもらおうと思っている」と複数イニングの起用を明言した。

 専大2年時に、大学日本代表として韓国光州ユニバーシアード大会に出場。準決勝の米国戦では1イニングを無失点に抑えるなど、日本の金メダル獲得に貢献した国際舞台の経験も持つ。メジャー軍団との対戦を控えても「いつも通りやるだけなので。特別な意識はない」とぶれることのない精神的なタフさも、魅力の一つだ。日本シリーズの6連続盗塁阻止で一躍全国区となった甲斐に続き、タカの長身サブマリンが大舞台でインパクトを与える。

=2018/11/09付 西日本スポーツ=

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