工藤ホークス秋の改革第1弾 強打の栗原と谷川原、二刀流捕手

一塁手としてノックを受ける栗原
一塁手としてノックを受ける栗原
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シートノックで三塁手としてノックを受ける谷川原
シートノックで三塁手としてノックを受ける谷川原
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 3年連続日本一へ、秋の改革! 福岡ソフトバンク工藤公康監督(55)が16日、「ユーティリティー捕手」の育成に着手した。宮崎市で行われている秋季キャンプでのシートノックから、来季5年目の栗原陵矢捕手(22)が一塁、同4年目の谷川原健太捕手(21)が三塁守備に挑戦。打撃に定評がある2捕手の出場可能性を広げるとともに、内野の競争を激化させ、選手起用の幅も広げる狙いだ。現状来季の3番手捕手を狙う2人を「二刀流キャッチャー」に成長させ、Vへの武器とする。

 ノッカーの本多内野守備走塁コーチの放った三塁線への鋭い打球に、背番号「45」がグラブを出し食らい付いた。捕球後は、捕手らしいコンパクトなフォームから一塁へ素早く送球。スムーズに流れたプレーに一瞬、ホッとしたのは来季4年目の谷川原だ。

 同じく一塁では、今季終盤とポストシーズンでも第3捕手としてベンチ入りした栗原が、慣れないファーストミットを手に守備をこなした。この日のシートノックから開始された2捕手の野手挑戦。工藤監督がその意図を明かした。

 「(捕手としての)ステップの練習にもなるし、一番の狙いは彼らの可能性を広げるため。それが、チーム力を高めることにつながってくれたらいい」

 今季111試合で先発マスクをかぶった甲斐は、日本シリーズでもその名を全国にとどろかせた。甲斐が一本立ちし、試合終盤を任されるベテラン高谷のリードも安定。現状では、来季も捕手はこの「二枚看板」で戦っていくことが濃厚で、森ヘッドコーチは「(栗原、谷川原は)打撃センスがいい。第3捕手としてベンチに置いておくのはもったいない」と明かす。

 森ヘッドは、内野も守れる第3捕手というだけでなく「近藤みたいになってくれたらね」と大きな期待もかける。打撃力を生かすため捕手からコンバートされた日本ハムの近藤は、今や球界を代表する打者にまで成長した。「ユーティリティー捕手」が、3年連続日本一へのカギを握るかもしれない。 (倉成孝史)

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 打撃を生かすために捕手から野手にコンバートした主な選手

 2000安打を達成した和田(西武-中日)は外野手、小笠原(日本ハム-巨人-中日)は一塁手などで活躍。山崎(中日-オリックス-楽天-中日)は主に一塁手として両リーグで本塁打王に輝いた。ソフトバンクの3軍外野守備走塁コーチ・飯田(ヤクルト-楽天)は捕手時代に着けていた背番号「2」のまま中堅で7年連続ゴールデングラブ賞、トップバッターを長く務めた。現役で活躍する近藤(日本ハム)は、2年目の2013年から外野手でも出場。3年目以降は三塁や遊撃も守った。17年と18年は捕手の出場はなく外野か指名打者での出場。通算打率は3割5厘。

=2018/11/17付 西日本スポーツ=

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