ソフトバンク、西獲得に全力!2度目の極秘交渉 阪神との「一騎打ち」か

楽天入りを決断した西武・浅村
楽天入りを決断した西武・浅村
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浅村の代理人から断りの連絡があったことを明かす三笠球団統括本部長
浅村の代理人から断りの連絡があったことを明かす三笠球団統括本部長
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オリックス・西
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 浅村獲得失敗で、西に全力投球! 福岡ソフトバンクが20日に大阪市内で、オリックスからフリーエージェント(FA)となった西勇輝投手(28)と2度目の交渉を行ったことが分かった。西サイドとは交渉解禁日の15日に続いての極秘交渉だった。20日、同じく獲得を目指していた西武からFA宣言した浅村栄斗内野手(28)が楽天入りを決断し、代理人から正式に断りの連絡があった。「ダブル獲り」はかなわなかったが、年俸4億円前後とみられる4年契約の好条件で、阪神などとの西争奪戦を是が非でも制する構えだ。 (金額は推定)

 超破格条件でも、心を動かすまでに至らなかった。20日、午後7時すぎ。ヤフオクドームで取材に応じた三笠球団統括本部長が、浅村の代理人から正式に断りの連絡を受けたことを明かした。16日の初交渉で提示したのは、4年総額28億円前後とみられる超大型契約。シーズン中からも水面下で準備を進めてきたが、今オフFAの目玉の獲得は、あっさり失敗に終わった。

 「大変申し訳ないですが、他球団でプレーする決断をしましたという連絡がありました。まあ、結果が出なかったわけですから。われわれとしては残念ですけど…」

 同本部長は、獲得失敗に無念さを見せたが、立ち止まっているわけにはいかない。19日時点で浅村の去就は「楽天か西武」という情報をキャッチしていたとみられ、20日午前中には、編成担当とともに大阪入り。大阪市内で、西サイドと2度目の交渉を行った。交渉解禁となった15日に続く極秘での交渉。年俸4億円前後とみられる4年契約の条件面を中心に、あらためて獲得へ向けた誠意を伝えたもようだ。

 浅村を逃したことは痛恨だが、是が非でも西だけは獲得にいく。西に対してはオリックスが引き留めに全力を注ぐだけでなく、DeNAも獲得を目指しているとみられるが、条件面などを含めると事実上、阪神との「一騎打ち」とみてもおかしくない情勢だ。

 阪神は16日に西サイドと初交渉を行い、ソフトバンクとは対照的に谷本球団本部長が初接触を認め「生活周辺の話くらい。われわれとしては『関西に残ってほしい』と訴えました」と、交渉経過を明かした。さらに「同じ土俵で戦っても、勝てるわけがないと思っていますから」と、条件面では「白旗」を揚げながらも、熱意と地域性をアピール。20日、三笠本部長は「浅村選手は浅村選手、西選手は西選手なのでそれぞれ対応する」と、浅村獲得失敗が西との交渉には影響しないことを強調したが、条件面で阪神を大きくしのぐことができるかが、獲得へのポイントとなりそうだ。

 14年から3年連続で2桁勝利をマークした西は、昨季こそ5勝にとどまったが、今季も不振のチームで自身5度目の2桁勝利となる10勝を挙げた。リーグ優勝を逃した今季のホークスは故障や不調などの影響で、前半戦に先発不足に陥った時期もあっただけに、計算できる先発は大きな補強ポイント。19日のオリックス選手会納会の際に「選択はすごく難しい。(決断までの時間は)長くなると思う」と話した西の心だけは、動かす。

=2018/11/21付 西日本スポーツ=

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