ソフトB甲斐、背番号「19」へ熱い思い ノムさんから後継指名

選手会納会ゴルフに参加し、笑顔の甲斐(中央)
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2月のキャンプで野村克也氏(左)に声を掛けられる甲斐
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 福岡ソフトバンクの甲斐拓也捕手(26)が3日、将来的な背番号「19」への熱い思いを語った。日本シリーズ新記録となる6連続盗塁阻止で一躍、全国区になった「甲斐キャノン」。今オフは今宮の背番号変更が決まったことで、憧れの城島健司氏が背負った「2」が空き番になりそうだが、今年2月のキャンプ時に野村克也氏から“後継指名”を受けた甲斐は「19」を背負うことを目標に、それに見合う成績を残す覚悟を示した。

 多忙を極める時の人にとり、貴重なリフレッシュになった。天候には恵まれなくとも、選手会納会ゴルフで甲斐の笑みがはじけた。「今年、初めてゴルフを楽しめました」。11月末に行われた球団納会ゴルフはゴールデングラブ賞の表彰式と重なり参加はかなわず。「甲斐キャノン」で一世を風靡(ふうび)した背番号62は息つく間もないオフを過ごしている。

 レギュラーシーズンで12球団1位の盗塁阻止率4割4分7厘、2年連続のゴールデングラブ賞はパ・リーグ捕手では2006年、07年の里崎(ロッテ)以来の快挙。さらには、日本シリーズでは6連続盗塁阻止の記録を打ち立て、打率1割台ながら最高殊勲選手(MVP)に輝いた。球団OBの伝説的な捕手である野村氏や城島氏でさえも手にしていない。

 今オフには今宮が背番号を「6」に変えることが決まり、今のところ城島氏が背負った「2」は空き番になりそうだ。大分出身で幼少時代からホークスファンだった甲斐にとって、日本人捕手で初めて米大リーグでもプレーした強肩強打の捕手は、憧れ続けた一人。それだけに「城島さんのイメージが強い」と後釜に名乗りを上げることはあえてしない。

 飛躍を期した今季、原動力にしていた思いがある。「将来的には19をつけたい」。2月のキャンプで初対面した野村克也氏に「つけてほしい」と後継指名された伝説の番号だ。球団にもその思いは伝わっているが、今はミランダが背負う。甲斐自身“約束”を果たすには、まだ未熟だとも感じている。

 今季は1軍に定着した昨季の103試合を上回る、133試合に出場。だが、最初から最後まで出続けた試合は38試合にとどまった。「まだ、変える必要はない。まずは62を自分の番号にしたい」。目標に掲げるフルイニング出場を果たしたのは、長いプロ野球史で野村氏と城島氏の2人だけ。球団のレジェンドの背中を追い掛け、誰からも認められる捕手になったとき、先輩との約束が果たされる。 (鎌田真一郎)

=2018/12/04付 西日本スポーツ=

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