ソフトB和田、来季復活に意欲 左肩順調「自分がプラスアルファに」

子どもたちを指導する和田
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野球教室に参加し、楽天・平石監督(中央左)と談笑する和田(同右)
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復興野球教室で子どもたちと一緒に記念撮影に納まる選手
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 俺が「戦力補強」! 福岡ソフトバンクの和田毅投手(37)が8日、熊本県嘉島町での熊本地震復興野球教室に参加し、来季の復活に意欲を見せた。球団はフリーエージェント(FA)権を行使した浅村と西の獲得にダブル失敗の大誤算。左肩違和感の影響で今季1軍登板がなかった和田は、自身やサファテ、岩崎ら今季の故障者の活躍でカバーし、3年連続日本一を引き寄せる意気込みを示した。

 今季一番の寒気が流れ込み、気温6度と冷え込んだ熊本で、和田は野球少年を熱く指導した。「きょうはパワーをたくさんもらえた。明日からまた頑張れそう」。地震にくじけず懸命に前を向く子どもたちと触れ合い、力が湧いた。

 2年連続日本一に輝いたホークスは苦難のオフを迎えている。FAの浅村、西を破格の条件でダブル獲得に動いたが失敗。補強は思うように進んでいない。それでも和田は心配無用とアピール。根拠は今季の故障者の多さだ。

 「今年は岩崎もデニス(サファテ)もいなかったし、千賀や巨(東浜)も離脱した中で日本一になれた。全員がそろえば、とてつもない戦力になる」

 何より日米通算131勝を誇る和田自身が1軍で全く投げられなかった。ホークスに復帰した2016年は15勝を挙げ最多勝に輝いたが、17年は左肘手術の影響もあり、登板はわずか8試合。今季は春季キャンプで左肩の不調を訴え、5月中旬の2軍戦に登板したのを最後に実戦を離れ、3年契約の最終年を終えた。「今年は全く貢献できなかった。期待してもらえているうちに、ちゃんと投げられるようになりたい。少しでも力になれれば、リーグ優勝に近づける。自分がプラスアルファにならないといけない」。左腕は来季の活躍を自身に義務付ける。

 言葉の力強さはリハビリに手応えを感じている証拠でもある。「昨日(7日)も60メートルを投げられたし、すごく感じが良かった。6、7割まで力を入れられるようになってきたし、投げるたびに良くなっている感じがある」。既にブルペンでの立ち投げを再開しているという。

 年明けにはこれまでリハビリを続けた筑後を離れ、長崎で後輩の笠谷や栗原らと自主トレを行う予定だ。「左肩のめどが立って、リハビリ組から外れられそうなのが一番」。心機一転で来季の開幕に備える。

 野球教室には同学年の楽天・平石新監督も参加。「来年どんだけ強くなるんだよ」と浅村を獲得したチームの指揮官をけん制しながら、19年を見据えた。「1年間全く投げられなかったことを自覚して、来年は競争に勝てるように頑張る」。復興の道を歩む火の国で復活を誓った。 (長浜幸治)

=2018/12/09付 西日本スポーツ=

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