ソフトB田中正義、ぼっち自主トレ「ハワイのハの字もなかった」

筑後の第二球場を一人で黙々とランニングする田中
筑後の第二球場を一人で黙々とランニングする田中
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今年1月、和田(左)と一緒にトレーニングを行う田中
今年1月、和田(左)と一緒にトレーニングを行う田中
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 ぼっち自主トレ、1人暮らし、そして独り立ち-。来季3年目を迎える田中正義投手(24)が巻き返しへの覚悟を見せた。チームが日本一旅行先のハワイへ出発した10日、筑後で一人黙々とトレーニングに没頭。秋季キャンプから取り組む下半身主導のフォームづくりに手応えをつかみながら、「3年目の正直」に自信をのぞかせた。

 常夏の島とは対照的に、寒風が吹き込む筑後に田中の姿はあった。屋内練習場で約50メートルのキャッチボールを終えた後、第二球場で外野ポール間のランニングを繰り返した。「頭の中にハワイのハの字もなかった」と、今は自らを高めることだけに集中している。

 5球団からドラフト1位指名され、鳴り物入りで2017年に入団した右腕にとって、プロでの2年間は悔しさしか残っていない。1年目は右肩の不調で1軍登板はゼロ。2年目の今季は開幕1軍入りし、プロ初登板を果たしたものの、中継ぎで10試合に登板し0勝1敗、防御率8・56。2年連続のダウン契約更改に「チームの力になれず情けない」と唇をかんだ。

 勝負の3年目に向け、まずは自分を見つめ直す。昨オフの自主トレは和田に弟子入りしたが、このオフは筑後で単独自主トレを行う。「この2年間で教えてもらったことを一つ一つ消化して自分のものにしたい。そのためには1人で集中できる環境の方がいい」

■昨オフは和田に弟子入り

 “孤独トレ”でまず第一に取り組むのは下半身主導のフォーム固めだ。現在はバーベルを背負ったスクワットや、重りを持って行う反復横跳びなどでフォームの土台づくりに努めている最中。「下(半身)と上(半身)のバランスが少しずつかみ合いだしている。よくなっていますよ、確実に」と効果の表れを実感している。

 生活もガラリと変える。来年は退寮し、人生初めての1人暮らしを始める。料理の腕前は「中学時代にしたのが最後。野菜炒めとか簡単なものしか作れない」と自信なさげだが、「1人の時間は好き。野球にもより集中できる」とプラス面も強調。「1人づくし」のオフを実りあるものにして、来季の独り立ちを誓う。 (長浜幸治)

=2018/12/11付 西日本スポーツ=

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