ソフトB森に“町民栄誉賞”「本当にうれしい」 ジャンボ尾崎ら出身、徳島県海陽町

ヤフオクドームを訪れ、記者の質問に答える森
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森の年度別登板成績
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海陽町
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 セーブ王に新たな勲章! 福岡ソフトバンクの森唯斗投手(26)が、出身地の徳島県海陽町から「海陽町表彰」を授与されることが決まった。今季37セーブを挙げて初タイトルに輝き、2年連続日本一の原動力となった功績をたたえ、町が新たに創設した“町民栄誉賞”。名実ともに郷土の誇りとなった剛腕は、ルーキー年から継続している球団記録の50試合登板以上を来季も成し遂げ、愛する故郷の名前を全国に広めることを誓った。

 自らの剛腕で、生まれ育った愛する故郷を動かした。出身地の徳島県海陽町から表彰されることが決まり、森の表情に笑みが浮かんだ。「大好きな古里から、こうして表彰していただけるのは本当に光栄。これからのモチベーションにもつながるし、本当にうれしいです」と喜んだ。

 今季はサファテの離脱に伴い4月から抑え役を務めた。9月にはプロ野球記録のチーム7試合連続セーブをマーク。37セーブを挙げて自身初タイトルに輝き、日本シリーズでは歴代最多タイの3セーブで初の胴上げ投手も味わうなど充実一途のシーズンだった。

 そんな郷土の英雄を海陽町が放っておくわけがなかった。これまで同町には「名誉町民」の称号を贈る条例があったが、授与の対象者となる功績の部分にスポーツの条文が明記されていなかったため、新たに「海陽町表彰」を創設してたたえることになったという。

 かねて「海、山、川の自然がそろっていて、自分を育ててくれた大好きな町」と口にし、毎年欠かさず帰省するだけに喜びもひとしお。町によると、過去に「名誉町民」の授与者もいないといい、2006年に合併で誕生した町にとっても歴史的な出来事だ。

 16日はヤフオクドームを訪れて、約2時間にわたってウエートトレーニングなどで精力的に汗を流した。「もっと頑張らないといけないと思う。海陽町の名前を知ってもらえるようにしたい」。新たな勲章が決まり、来シーズンへの決意を新たにした。

 来季はサファテと争って抑え役を死守することはもちろん、もう一つ森が重視するものがある。自身が持つ、球団記録の新人から5年連続50試合以上登板の更新だ。「最低でも50試合以上は来季も。投げられるだけ投げたい。でもそのためにはチームにもっと信頼されるようにしないと」。既にネットスローなども始め着々と準備を進めている。数多くのマウンドに上がりその剛腕を振る姿を見せることで、古里の名も全国に広める。 (山田孝人)

 ◆徳島県海陽町 2006年、海南町、海部町、宍喰町が合併して発足した県南部の町。高知県に接する。古くから海運と林業が盛ん。森の出身校でもある海部高の前身の一つ海南高は、1964年の選抜高校野球大会でエース尾崎正司(のちに西鉄。現プロゴルファーの尾崎将司)を擁して初出場初優勝を飾った。町出身の有名人は森、尾崎のほか、上田利治(阪急など監督。故人)、ボクシングの川島郭志(元WBCスーパーフライ級世界王者)ら。人口9283人(15年国勢調査)。

=2018/12/17付 西日本スポーツ=

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